たまにはニッキのことなど。
とあるCafeで『毎月新聞』という本を読んだ。 あの佐藤雅彦氏のエッセイのようなコラムのような本なんだけど、これが 恐ろしく面白かった。本の表紙に「じゃないですか禁止令」という記事が もはや印刷されていて、その表紙を読んでしまったのが運のつき。 あぁ、禁猟区に足を踏み入れてしもた。
その辺に落ちてある日常なのに、どうしてこの人のファインダーを通すと、 こうも面白くなるのだろうか。疑問があって、それを紐解く解釈があって だけど全然難しくなくて、むしろ「あるある〜!」と噴出してしまうこと 数回。ものすごく頭のいい人だよね、ほんと。頭のいいのももちろんだけど 視点というか、多角的にものごとを観察できる人なんだ、きっと。
あー、こういう文章が書けたらと思った。 こういうふうに日常を切り取れたらと思った。
かく言うわたしは、自他ともに認めるネットジャンキー。 友達ところを巡回して、絵ニッキサイトを巡回して(大好きなのだ!) そしてテキストサイトを巡回する。
友人たちのニッキは面白い。 逢ったことのある人だから、いろんなことが想像しやすいし、趣味も 好きなものもそれなりに知ってるから、突っ込んだり、共感したりが しやすいのだ。
絵ニッキサイトも面白い。 まず絵に対して、小さなコメントがあるのがツボだったり。 文章をできる限り少なく、でもずっぽりと落とすその技にはいつも 感嘆する。わたしは短く文章をまとめるのが下手くそだから。
でもテキストサイトのブックマークは驚くほど少ない。 毎日楽しみにしているサイトがあまりないのだ。 もちろん飛びぬけに面白いのもあるんだけど、更新頻度が少なかったり こう、なんてゆーか、「毎日楽しみにしてるんです☆」的なサイトがない。 だって好みの文章を書く人って、なかなか見つけられないんだもの。
わたしがこのニッキを書いている『エンピツ』という日記サイトにも たくさんの人が登録してて、ランダムジャンプなどという機能で、 無作為に日記を読むことができるんだけど、どうもね、ピンとくるのが ないんだよなぁ。
知らない人の日常がわからないからなのかな〜と思う。 同じ内容の日記でも、友達のだったら面白く読めるんだろう、きっと。
でも佐藤雅彦氏のコラムは、彼の背景を殆ど知らなくても、ものすごく 面白く読めた。まぁ、万人に読まれるのを対象に書いてあるからだとは 思うけれど、それにしても読ませるのだ。
人の心の掴み方を心得てる感じ。
どうせ文章を書くならそういう人になれたらいいなぁと思った。 わたしの日記を毎日たくさんの人が覗いていてくれているけれど、 その中に、わたしという生の人間を知らなくても、この小さなスペースを 楽しみにしてくれている人がもし1人でもいてくれたら嬉しいなぁと思った。
上手な文章なんて書けないし、日記なんて15分くらいでちょちょいと 書いてて、おまけにあまり読み直したりしないというズボラな日記書き だけど、もしもわたしのニッキを偶然どこかで知って、それから毎回 読んでくれてる人がいたら、すっごく励みになる。
『毎月新聞』を読んで、少し真面目に文章に取り組もうかと、ふと頭を よぎったけれど、あはは、ネタもないや(笑) ま、いつか佐藤氏のコラムのような、誰が読んでも面白いというニッキを 書いてみたいものだ。オチとかでごまかすんじゃなくて^^;
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