comfortable diary



近所の夫婦。

職場の駐車場から、職場に行くあいだに一軒のお宅がある。

犬小屋つき一戸建て。誰にでも吠えたてる犬が一匹。
たぶん夫婦ふたり暮らし。
40台前半くらいの落ち着いたご夫婦。

妻はエプロンをして、いかにも朝ごはんとお弁当を作りました風。

夫は、少し小太り。
いかにも人が良さそうで、髪のある角野卓造風。

「いってらっしゃい。」

妻が夫を送り出す。

「うん、じゃ、行って来る。」夫がいう。

それからである。
妻はある一定の場所まで夫と一緒に行き、夫が見えなくなるまで
見送るのである!そして見えなくなる寸前、夫はチラと振り返り、
「バイバイ」と手を振るのだ。
満足気な笑みをもらし、妻は家の中へ戻っていく。

それが、ちょっとそこの角まで見送るとかそんなんじゃない。
距離にして200メートルくらいはあるのだ。

その一部始終を観察していたわけではモチロンない。
あるときは「いってらっしゃい」のシーン、
あるときはずっと見送る妻と、もくもくと歩き続ける夫の背中、
あるときは「バイバイ」と手を振る夫婦の姿、
すべて断片的にみているのだけれど。

すごいなぁ。
でも見送る方はいいとしても、見送られる方はどうなんだろう?
私ならお願いだから家の中に入って!って言っちゃう、絶対。

雨の日も風の日も、そうやって夫を見送る妻。
それぞれ夫婦の形はあるのだろうけど、ただただ感服するのみ。

微笑ましいと思う人が圧倒的なのだろうけど、私的に少しキモい。
あぁ、荒んでいるのか、わたしの心は。



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2005年03月03日(木)




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