あぁ、わが青春!
恩田陸『夜のピクニック』読了。
いや、いいですわ、コレ。 なんだか青春ですわ。忘れてた何かを思い出させます。
80kmの道程を朝から夜通し歩くという地味ぃ〜な『歩行祭』を通じて、 高校生たちがお互いを見つめなおしたり、友情を深めたり、濃厚な 1日を過ごす物語。
そういや、私にも忘れられないイベントがあったなぁと。 ちょっとソレを書こうかな。
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私の通ってた高校は、自由な校風で有名なところだった。 男女共学で私服。『青雲の志』なるものが学生の誰もに根付いていた。
学校祭は『青雲祭』と呼ばれる一大イベント。 五稜郭公園のほとりにある学校→函館駅→学校という道程を、 各クラスで作った大型の行灯(ねぶた祭りのねぶたのちっちゃい版・ これを作るのがまた大変なのだけど)を担ぎ、道路を練り歩く。 行きはマイナーな道を通るのだけど、帰りは電車道路(こっちでは メインストリート)を占拠して行列。1学年400人としても、×3で 1200人の大行進だ。警察も動員してのフェスティバル。
学校に戻ってからも花火は上がるは、キャンプファイヤーだはで 学生たちはほぼトランス状態。
クラス全員おそろいのハッピを着て、仲のいい子も悪い子も一緒に なって練り歩く。沿道には見物客。高校生ながらも誇らしかった ものだ。この高校に通っていること、このイベントに参加できること、 それだけで気分は高揚する。飛んだり跳ねたりしてるので、足は ガクガクなんだけど、クラスが一致団結する瞬間。
それはもう素晴らしいイベントなんですが、ワタクシ、吹奏楽部 でしてん。おわかりですかね、行列の先頭で、ずっとマーチング曲を プップカプーと吹いてるわけでしてん。
いやいや、それはそれで華なんでしょうけど、いやいや、それも とてもいい思い出なんですけど、できるならクラスメイトと半被着て、 青春の1ページを飾りたかった。一度でいいからっ!
ま、最後の年は先輩風吹かせて、少しだけ参加しましたがね。
卒業して何年かたった頃、偶然街中でその行灯行列を見かけた。 みんな楽しそうに誇らしげに行進してた。みっちーそれ見て号泣。 わたしとは全然かぶらない年齢の後輩たちだったけれど、なぜか 泣けたんだよなー。
五稜郭の街中で、高校生だったワタシをそこに見て泣けたんだ。 つまらないと思っていた吹奏楽の演奏も、確実に存在をアピールし、 あのお祭りを盛り上げてた。
今はもうあのような派手なお祭りではなくなったらしい。 それがまた悲しいのだけれどね。いいものはずっと継承してきたい ものだけど、ああも道路を占拠してはそりゃクレームも来るさ(笑)
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高校時代の甘酸っぱい思い出を思い出した一冊。 最近アタシ枯れてるわ…とお思いのアナタにオススメです。
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