人それぞれで、あたしはあたしで。
左手で文字書く君の仕草青(ブルー) めがねをはずす仕草黄みどり
歌人 俵万智さんの「サラダ記念日」に詠まれている句です。 あたし、この句がすごく好きで。
なんとなく伝わってきませんか。 光あふれるオレンジ色の部屋に、めがねをかけた横顔の彼がいて。 すこし首を傾げながら、あたしのことに気づきもせずに何かを書いている。 腕時計をした方の手で、右利きのあたしとは違う角度で、さらさらと書く文字。 あー、ステキだなー。やっぱりこの人好きだなー。 彼の仕草はいつでもなんとなく透明なブルー。あたしにはそう思える。 時には空のような青、時には海底のような紺碧の青。 ふと彼がペンをおく。 そしてめがねを外し、眩しそうに外を眺めている。 今までブルーだった彼が、新緑のような黄みどりにかわる…。
以上、ミチヨの妄想(。-_-。 )
以前、友だちに、 「ねーねー、これいい句だと思わない?」って聞いたら、 「どこが?」って聞き返されたことがありまして^^; 「意味わかんない、全然」とも言われました(笑)
「嫁さんになれよ」だなんてカンチューハイ2本で言ってしまっていいの
多分その友だちは、こういう直接的な句のほうが好きなのでしょう。 あたしだってこういう句も大好き。 でも上の句のほうがどちらかといえば好きなの。
感じ方は人それぞれ。 「俵万智?けっ!」って思う人だって世の中にはたくさんいるのだろうし。 でも自分の直感や、自分のアンテナにピンとくるものをあたしは大事にして いきたいと思う。人の意見ではなく、自分の気持ちで。 あたしがいいと思うものは、あたしの中だけで熟成されてより大切なものに なるんだな、きっと。
それぞれのヒトに、それぞれの思いがあって、リンクしたり、嫌悪したり。 それでいーんじゃないかと思う。 あたしは、そういうたくさんの言葉や感情や共感や発見や咆哮や闇や光が あるから、映画や本が好きなのかなーと最近思う。
先日思わず買ってしまった、銀色夏生さんの「そしてまた波音」。 そのなかで一番気に入ったのはコレ。
「忘れなさい 忘れるために 忘れようと 忘れっこない」
……深いね。 |