『アメリ』再考。
昨年、世界的にブームを巻き起こした『アメリ』。
あたしの住む街では3ヶ月ほど遅れて公開になったため、あたしが 映画館でコレを観たのは、大絶賛の声がそこかしこで囁かれ、しかも ブームもあらかた去り、期待に胸を膨らませつつ、予告だけを何十回 と観たあとのことだった。
ノッケから小さいアメリに釘付け。 フランボワーズ、今度は絶対にああやって食べよう。 あぁ、お母さん、その最期は…(泣)
あたしの好き好きティストが満ち溢れていた。 早いテンポ。深い緑と赤。雨の降り方まで愛しいと思った。
ところが。
途中からなんだか雲行きが変わってくる。
人をシアワセにすることに喜びを感じているアメリに軽い違和感を感じて しまったのだ。
「アメリちゃん、それって自己満足っていうんぢゃぁ…?」
物心ついたときから、両親から、学校の先生から、道徳の時間から、 あたしたちはいろんな「ダメ」を教えてもらう。
* 知らない人についていってはダメ。 * 人の嫌がることをしてはダメ。 * 動物をいじめちゃダメ。 * 時間を守らなくてはダメ。
そのなかに、
* 人の手紙を勝手に読んじゃダメ。
* 人の家に勝手に入っちゃダメ。
というのはなかったか…? 特にね、人の手紙を持ち出し、本人になりすまして手紙を書き、事実と 違うことを作り上げた。
あたしはそこに巨大な「?」が渦巻いてしまったのだ。
やりすぎだよ、アメリちゃん。 それがなければ100点満点だったのに! シアワセってそうやって人に作ってもらうものではないよ? 生活してゆくなかで、人とのふれあいのなかで、自分でみつけてゆくものだよ。
だけど日本中が大絶賛。家宅侵入も文書偽造も気にならないの…?
そーゆーヒネた見方をしてしまったのだ、アタシは。
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先日、タケヤンさんとこの2月の話題として、この「アメリ」が取り上げられまして。
あたしは「アメリ」が好きだけど(本当に好きなのよ!この2点を除いては)、 ここと、ここが苦手ですとカキコミをした。 書いちゃったあとにねー、「あー、おこがましいなぁ、あたし」って思って。 主観でモノを書いちゃったってね。でもソレに対し、温かいレスがついてて。 アメリのいろんなことをもう一度考えたら、いてもたってもいられなくなって 本日DVDにて鑑賞(笑)
結果。
やっぱりスキかも(・∀・)
ま、手紙のところも、前ほどは気にならなくなってたよ。 だって送られた相手がすごく喜んでるんだもん。 家に侵入するのも、家の持ち主は悪戯したくなるほどイヤなやつなんだもの(笑) (でも電気ビリビリはやりすぎっ!←たしなめてみたり)
考えてみれば、ビルぶっ壊したり、人殺しちゃったり、銀行強盗したり、drug やったり、もっとしてはいけないことを映画ではじゃんじゃんやってるだよ^^;
映像のセンス。アメリの器用と不器用のアンバランス。髪型やファッション。 脇役人のキャクター。ニノとの恋の行方。いいぢゃん、いいぢゃん!
再見してこの良さに気づいてみたり。 一度みただけでは、やはり映画は語れないね。 見落としている小さなhappyがたくさんあったよ。 これだから映画ってやめられない(笑)
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