奴ラーメン。
新聞を読んでいて、目が一瞬泳いだ。
「奴ラーメン」の店主が亡くなっていた。
とてもショックで、しばし声がでなかった…。
奴ラーメンというのは、私が初めて篠原監督にお会いした夜に、 一緒にラーメンを食べに行ったところだ。(9月2日の日記参照) 初めて入るお店で、しかもお世辞にも入りたいと思わせないような 店構え、「ここ、本当に大丈夫?美味しいの?」と疑いを持って しまうほどだった。
でも憧れの監督と、同じカウンターに腰掛け、ラーメンをすすれる 喜びで、場所なんてどうでもよかった。
遠く離れた監督は、たぶん醤油ラーメン(かなぁ…)、私も醤油 ラーメン、Y嬢は塩ラーメンを頼んだ。
でてきたラーメンのスープを一口。
え?うまいんじゃない?
私の気分の高揚感がラーメンを美味しく感じさせているのか…とも 思ったが、隣のY嬢(塩しか食べないほどの塩愛好家)も、
「美味しい!!」と思わず声を張り上げている。
本当に美味しかったのだ。なにもかも。 私にとっては夢のような夜の、最高の締めくくりだったのだ。
夜しかやっていないし家からしこたま遠いので、足が遠のいていたが Y嬢とまた行こうね、といつもいつも言い合っていた。 先週も、最近店が休みというウワサを聞いて、本当にやっていないのか 確かめにいった。ウワサどおり、休みだった…。
次に食べるときは絶対に「塩」でいこうと心に決めてさえいたのに、 とても残念だ。もう味に会えないとは。 思い出の場所がひとつ消えてしまった…。
今日は「函館塩ラーメンサミット」。 店主に想いを馳せながら、思う存分塩ラーメンを堪能してこようと思う。
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