comfortable diary



おめでとう、親友よ。

今日は高校の友人の結婚式だった。今日はちょっと真面目に書く。

彼女とは高校一年の入学式にときに、知り合った。
私が「加藤」で彼女は「大田」だったから。席が近かったから。
すぐに仲良くなった。お互いベタリとした付き合いが苦手なのもよく似ていた。
2年も3年も違うクラスで、話すこともめっきり減った。
でもどこかでずっと繋がっていた。

卒業してからも年に1度2度会うか会わないか。
でもいつもお互いのことは頭にあるし、便りのないのは元気な証拠がモットー。
でも全然逢わないくせに、逢うといつも顔を合わせているような居心地のよさを
感じてしまう。お互いそう。話がなくなって、ボーっとする時間も全然気になら
ない。気が付くと、いつまでもボーっと窓の外を眺めていたりしてる。
そういう人は、いそうでなかなかいない。

彼女のお母さんもこれまたいい人だ。
彼女は、私の家からだと車で1時間くらいかかるところに住んでいる。たまに
遊びにいくと、彼女のお母さんは「家に着いたら、必ず電話して。心配だから」
って念を押す。彼女の家から帰るときは、寄り道できなくなった。
お母さんがアタシの電話を、ずっと待っているから。心配性を超えた心配性。

彼女のお父さんが亡くなった。朝早くに、彼女から電話がきた。
仕事も放り投げ、お通夜に行った。胸がひきちぎられそうだった。風邪をひいて
つらそうな彼女がいた。次の日も、薬を持って彼女の家に行く。そのくらいしか
私にはしてあげることができなかった。

そんなとき、高校時代私が吹奏楽をやっていたので、友達が地元の吹奏楽団に
誘ってくれた。1人じゃ行くのがイヤだったので、彼女を誘って行った。
私は仕事が忙しく、なかなか続けることができずに3ヶ月で退部。
彼女はそれ以降、ずっと活動を続けてきた。

その吹奏楽団で、彼と知り合った。私がいなければ、吹奏楽を始めることがなか
った彼女。彼にも出会うことはなかった。「私がキューピッド様だ!彼と出会わせ
たのは私よー!」って腰に手をあててイバってみたら、「本当にそうね」って至極
真っ当な答えが返ってきて、めちゃくちゃテレた。

そんな彼女の今日は披露宴。(式は去年の6月に挙げている)
ほんとーーーーに綺麗だった。キレイじゃないの。綺麗なの。ため息がでるくらい。

新郎新婦入場のシーンで、もはやヤバかった。それまで全然平気でゲラゲラ
笑ってたのに。だって、だって。すごく綺麗だったんだもん。
披露宴の途中で、ビールをもって挨拶に行く。照れくさくて、
「お元気でしたか」「はい、おかげさまで」「忙しかったでしょ?」「うん」
「がんばってね」「あなたもね」「それじゃね、幸せにね」「ありがとう」
それだけの会話だった。でも会話が終わった途端、ぶわーって涙が出そうに
なったので、背を向けて席に戻った。

お母さんが、ご挨拶に来てくれた。
「お母さん、寂しくなったでしょう?」って言ったら、「でもいつかはこう
なることだから、仕方ないわねー」って小さく笑った。あの心配性のお母さん
がまた小さく見えた。またぶわーって涙が出そうになったけど、堪えた。

式も終わり、会場を後にする。吹奏楽団は、まだ演奏を続けている。
ふとみると、クラリネットの女性がみんな泣きながら演奏している。祝福の涙
だった。「このー、シアワセものめ」って心の中でつぶやいた。

新郎新婦がお見送りしていた。
やっと彼女と2人の時間がもてた。
やっぱりダメ。ぶわーーーー。お母さんをみてぶわーーーー。(涙)
式の最中に我慢してたのに、最後の最後にコレだもんなぁ(T_T)

昨日は体調が悪くて、行くの面倒くさいなんて言ってごめんなさい。
いい披露宴でした。音楽の絶えない、優しく、明るい家庭をつくってね。
6月にはお母さんになるんだもんね。おめでとう、おめでとう。
心からほんとうに、おめでとう。


2002年03月09日(土)




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