1人でできる?できない?
映画を一人で観にいく。→はい、観にいけます。
喫茶店に一人で入る。→はい、入れます。
一人でランチを食べる。→はい、食べられます。
一人で飛行機に乗って旅行に行く。→はい、行けます。(ぶらり旅は除く)
一人で飲みいく。→……いいえ、できません。
-------------------------------------
30歳を超えると、一緒に行動してくれる女友達が極端に減る。 ダーリンができたり、ダーリンよりももっと大事な子供が産まれちゃったり するから。今までしてきたいろんなことを、独身女は一人でしなくちゃ いけなくなるんだなぁ、これが。だから若いころにはできなかったことも、 難なくクリアできるようになった今日この頃。
いやいや、一人で行動するのは、嫌ではないの。 自分の好きなように、したいときだけ、時間の許す限りできるわけだし。 学生時代から、休み時間のトイレに一緒に行くのも抵抗あったくらいだし。 (したいときには一緒にいくよ、そりゃ^^;。そこまで1匹狼ではないの。)
でも今まで一度もしたことがないのが「ひとりで飲みにいく」ことなのだ。 っていうか、したいと思ったことがないの。お酒を飲みに行くって言うのは、 いい仲間と、いい会話を共有してこそ楽しいものだと思っているから。 「会話」なしでお酒を飲むのなら、わざわざ飲み屋に行かなくても、家で ワイン空けても同じじゃんって思うから。というよりも、1人で時間を潰せ ないから。これが本音。
それがこの間、ちょっと目からウロコなことがあった。 先週「穴場なバー」に一緒に行ったYちゃんが、こんなことを言っていた。
「私?一人で飲みにいきますよー。え?ナニしてるのかって?読書とか してますよ。知ってます?お酒を飲みながらサリンジャーなんて読むと、 もうボロボロ泣けちゃうんですよ。感情入りまくりですよ。ほんと、 嗚咽って感じで。」
えー、Barで本を読むの?って聞いたら、「うん。」って極々当たり前って いうような返事が返ってきた。なぜわざわざBarで本を?って聞いたら、 「お酒も飲みたいし、本も読みたいから」ってさらっと言ってのけた。
そーかー。それでいいんだ。
私はどこに行くにも、本がなければ行動できない。一人で食事をするときも 手元に本がなければお店に入れない。映画の待ち時間でさえ、本を読んで いる。結局本がなければ、臆病でなにもできないのだ。ヒマつぶしっていう のも確かにある。旅行に持っていく本なんていうのは、その類。 だけど1人でなんだか寂しいなぁ、そうだ本を読んでいれば寂しくないや。 知らないうちにそんな気持ちが働いていたのかもしれない。
でも彼女はそんな風に本を利用したりなんかしないんだ。 読みたいから読む。飲みたいから飲む。家で読むより、今日はこのBarで本を 読みたいからわざわざ出かける。
なんかこういうのっていいなぁって思った。 Barで本を読むことじゃなく。ひとりで飲みにいくことができるからじゃなく。 「なんであの人、飲み屋で本を読んでるの?」って他の知らないお客さんに 言われることや、「女1人で、Barで本読んで、それでお前楽しいか?」って 言われることを全く気にせずに、「したいからしてる、それでいいじゃん」 って胸張って言えることなんかが。
彼女のそういうところ、とても好き。ちょっと影響うけちゃった。
-------------------------------------
そうそう、今年の彼女の年賀状も面白かった。 「昨年は本当にお疲れ様でした」って書いてあった「疲」という字が、「波」 のような字になっていた。(微妙に間違っている) だけど彼女のすごいところは、間違いに気づいても修正液で消したり、黒く塗り つぶしたりなんかしないのだ。
「昨年は本当にお波れ様でした。多分今漢字を間違えたと思うけれど気にしない。」
って書いてすぐに次の話題に移ってた。もちろん訂正はなし。 私は正月早々、腹を抱えて笑っちゃったよ。彼女のそういうところ、とても好き。
|