☆仕事が一段落したので、「さあ数日は、お休みしようかな」とかいって、あれこれ気晴らしをしようとしていたのですが、もうすでにして、次のお仕事の足音が背中に迫ってきていたりして、なかなかに、遊べるというものでもなく。 しかし、遊ぶ、ということが、もともと苦手なので、はいはい、とまたパソコンの前に戻ってきていたりする、今日この頃です。
☆ようやっと涼しくなり、秋らしくもなりましたが、長崎市にはまだまだ半袖姿の人も多く、私も今夜、FAXのインクリボンを買いにふらりと外に出たときは、まだ夏の装いでした。
市内は、観光シーズンで、同時に、「出張シーズン」(なんてあるのかしら?)らしく、夜遅くまで、都会の人々が、スーツケースやトランクをかかえ、カメラや地図を手に持って、歩いています。 それに誘われるように、市内の人々もそぞろ歩いたりしていて、町の空気がどこか華やいでいるのは、秋の大祭、長崎くんちが近いからなのでしょう。
買い物を済ませて、九時近くに、長崎駅前のあたりを歩いていたら、竜の鳴き声のラッパの音が聞こえてきました。「どっちだろう」と、音をたずねていくと、公園で、五嶋町(ごとうまち)のみなさんが、龍踊(じゃおどり)を、練習していました。 というよりも… 夜の薄闇の中で、ぼうっと浮かび上がる竜と金色の玉が、人に操られているのではなく、まるで本当に、夜の公園で、あやかしが楽しげにたわむれている姿のようで。真上にのぼるかけてゆきつつある丸い月が、竜に魔法の光を投げかけているようで。 ああいいものをみた、と思いました。
練習風景を見まもっていたのは、私だけではなく、町内の人らしい老若男女や、観光の人々、出張のとちゅうで通りかかったよ、ラッキーという感じで、携帯で撮影している人、とさまざまでした。 月と龍踊と、薄闇の公園、というのは、本当に絵になる情景で、一瞬私も、携帯のカメラで撮影…と手をのばしかけたのですが… どこか、それはやめておこうかという気がして、ただ薄闇に踊る竜を見ていたのでした。
☆新刊ブログの方にも書きましたが、童心社さんのサイトで、ここ数日のうちには、「ブックカバーのダウンロード」サービスが始まるそうです。(童心社Tさん、ありがとうございます。お世話になります)。 佐竹さんの絵で、三種類のデザインがあるらしいです。私もかなりたのしみです。
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