日々の泡・あるいは魚の寝言

2005年05月22日(日) 新宿chayka

☆そういうわけで、新宿は都庁界隈に潜んでいる私です。
今日は日曜日、ゆっくりと起きて(ていうか、疲れて目が開かなくて起きられなかったですよ。さすがに年取った)、きちんとメイクをして、これから同人誌の例会に行こうとしているところです。




口紅とグロスは、最近、他のブランドのコスメを使用していたのですが、久しぶりに、エスティのものを使いました。
すると、エスティの独特な、いちじくの香りに、何か急に、今までこのホテルに滞在しているときにあった出来事や、交わした会話などなどを思いだし、不思議な気分になったのでした。
このシティホテルには、何年もの間、何回も泊まらせていただいているので、仕事でもプライベートでも、いろんな思い出があって。

まあでも、振り返ってみれば、最初のころ、どきどきしてこの豪華なホテルの回転ドアをくぐっていた私も、今では主のように(笑)、この界隈をすいすい歩く人間になっているわけで、いろいろと感慨深いです。

☆感慨深いといえば、昨夜は、児童文学者協会の総会のあとの懇親会だけ、出席させていただいたのですが、実は昨日は、とても体調が悪くて、もう、天を呪いたいほど、具合が悪くて、朝から何回も、「今日はいくのやめようかなあ」と、悩んでいたのでした。
体調が悪かったのは、長崎にいるときからだったのですが、あまりにも低空飛行だったので、病院に検査にでも行こうかと、この病院嫌いの私が思うくらいでしたから、つまりはよほどだるかったのでした。
でも、懇親会では、おあいする約束をしている方もいたし、ご挨拶しておきたい方々もいましたし、で、ぎりぎりまで悩みながらも、お風呂に入り髪を洗い、メイクをしたりしていたのでした。
本当は、ディオールのアイシャドウの、新しく買った250番を、この機会におろすのを楽しみにしていたのですが、もう、そんな気力もなく、使い慣れたボディショップのアイシャドウを柔らかく使うのがやっとで、なんとかフルメイクが終わったら…。
おお、なんかメイクがきれいにできてるじゃないですか!
このメイクを人に見せずに落とすのはもったいない!

…いや、きれいったって、あくまでも、「当社比」ですよ(笑)?
でもその一念で、具合悪くても大江戸線にのれるのが、女なんですねえ。

それでも、車内から、友人たちに、具合悪い死にそうだ、と、愚痴ったりはしたのですが。
ああほんと、辛かった。

だけども、会場に着いてみたら。
久しぶりにお会いする偕成社Bさんや、講談社Yさんとご挨拶したり、仲良しの岩崎書店Sさんと盛りあがったりしているうちに…けっこう復活してきまして。

おそばも鴨料理も、ローストビーフも美味しかった(笑)。

講談社Yさんは、「お会いするの…ひょっとしたら、十数年ぶりくらい、ですよね?」と、おっしゃって優しく笑ってくださいましたが、本当にそんなに長い長い時間、よく私のことなどを覚えていてくださったな、と、感謝するのみです。
…だって私は、講談社新人賞の落選組ですから。落選して、でも、Yさんから励ましのお手紙をいただいて、そのことがとても励みになって、そのことにも、ずっと感謝していたのです。
偕成社Bさんとも、最初にお会いしてからの年月は実はひそかに長いのです。でもとても忙しい方なので、私の方から連絡するのが気が引けていたのですが、私が前にお渡しした原稿を、ずっと大事にしてくださっていて(ありがたいことです)、今年は打ち合わせしましょうね、と、おっしゃってくださったので、じゃあ、遠慮なくメールとかしちゃうぞー、と、心に誓ったことでした。

あとは、大好きな小峰のI編集長と、お話しする時間をいただけたのも嬉しかったです。私にとって、あの方は、人生の先輩というか、心から尊敬する方なので、おあいできて嬉しかった。
…こ、今年こそは、原稿をお渡ししなくては。

楽しそうににこにこなさってた、古田先生にもおあいできたし。
西山さんには、お嬢さんの話をうかがったし。
私が遅れ気味にいったせいで、協会関係の作家の方々とは、あまりお話しできなかったのは残念でした。簡単な挨拶や会釈だけになった方々が多かった…。

心残りなのは、絶対あえると思っていた童心社Hさんがいなかったこと、かなあ。
新シェーラの次の巻のあらすじ考えたので、きいていただきたかったのになあ。
(編集部にいたNさんに、電話で一気に話しちゃいましたけど(^-^)。

長編新人賞佳作受賞のお嬢さんともお話しすることができたので、よかったです。この方は、将来が楽しみなので、お会いしてみたかったんですよね。
会話のノリが、たいそう、おもしろい方でした(笑)。

二次会は、光栄なことにポプラ社Iさんからお声をかけていただけたので、みなさまの陰に隠れるようにして、ついていきました。童心社I編集長にくっついて、神楽坂を上り下りするのは、どきどきしましたが楽しかったです。背が高くて、かっこいい方なんですよ。
那須先生、さとう先生のお祝いの会だったので、華やかでした。
なんだか右も左も偉い人ばかりだったので、どうしよう、と焦っていたのは内緒です(笑)。ああもっと端っこにいけばよかった。
一生懸命身を小さくしてたんですが、横幅広くて無理でした…。

十一時前には、ホテルのお部屋に帰り着いたんですが、残念だったのは、一次会から二次会へ移るとき、お化粧直しにいく暇がなかったということで、つまり、お化粧が崩れても直す暇がなかったんですね。
地下鉄の駅の鏡で我が顔を見て、がーんとしました…。
まあ、具合悪かったんで、メイクの下地も、あまり丁寧にはできてなかったから、はげるのも当たり前ではあったんですが。

☆今日は、昨日使えなかったアイシャドウもちゃんと使いました。朝食を食べたあと、少しだけホテルのぐるりを歩いていたら、きれいなハシブトガラスが、植え込みの上にとまっていました。
あんまりきれいだったから、「きれいだね、濡れ羽色だね」と、話しかけていたら、手が届くくらい近くまでよってきてくれて、植え込みをつついたり、目をくるくるひっくり返して見せたりしてくれました。
「じゃあね」といって、立ち去りましたが、本当にかわいいカラスだったな。

胴のラインがきれいな中型犬を散歩させている男の人がいたので、「ホイペットですか?」と尋ねたら、「いいえ、イタリアングレーハウンドです。いま八ヶ月なんですよ」とのこと。
さすがに俊敏な動きをするもので、いきなり口をなめられてしまいました(笑)。

☆あ、ホテルのことで、もうひとつ。
おととい、ホテルに着いた日の夜中。
その日は、遅くまで、友人たちとお話しして、遅い時間に部屋に帰ったのですが、どーん、と、お城にあるようなフルーツの山が一盛り、部屋で待っていたのです。
ついさっきまで一緒にいた、友人、円山嬢からの贈り物でした。

実は、彼女のねらいとしては、ウエルカムな感じで、私を迎えるフルーツにしたかったらしいのですが、部屋が変更になったりした関係でなのでしょうね、フルーツの到着が、遅い時間になっていたのでした。

でもね、でもね、かえって、真夜中のフルーツが嬉しかったのです。

人と会って話して、別れたあと。
一人が好きな私でも、もの悲しく寂しくなったりします。
そんなときに、真夜中の静かな部屋で出迎えてくれた南国のフルーツたちは、色鮮やかな小さな太陽のようでした。

ホテルの方は、丁寧にお詫びしてくださいましたが、私は、「友人は小説家なので、こういうことは悪くは思わないで、むしろ喜ぶかもしれません」と、お話ししておきました。
だって、一番いい時間に、フルーツは到着したのですから!

<追記>
ひそかに、ここにもお礼を書き記しておこう(笑)。
すてきなプレゼントを、ありがとう、夢さん。


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