日々の泡・あるいは魚の寝言

2004年09月10日(金) アカネヒメとか花形みつるとかスカイハイとか

☆すみません、台風お見舞いにいただいたメールで、お返事書けていない方が何人もいます…。すみませんすみません。一通ずつ、大事にお返事しています。ので、時間かかってます。

☆「アカネヒメ5〜永遠の子守歌」じわじわと書き始めました。
いろんな意味で、今書かないで、どうするんだ、というお話。
「オーラリー」を本文の中で使うんですが、最初はあの詩を自分で訳してみようかなあと思いながら、MIDIをおいているいろんなサイトで曲を聴いていたんですが、なんだか元からなじんでいる古い日本語の翻訳の詩が、そのまま物語の中ではまって使えるので、村山訳「オーラリー」は使わないことにしようかな、と思いました。
ていうか、もともと、思い入れのある歌詞なので、今更新しい詩はつけたくないんですよね、私自身が。

☆肩が凝って、肩が凝って、あまりにも凝るので、夢の中でまで、肩こりの夢を見ていました。

☆花形みつる先生作「わがままガールズ」(佼成出版社刊)を拝読。
…むちゃくちゃ面白かった。
どうしよう、ファンになっちゃうかも。どこかでお会いしたら、サインもらっちゃうかもしんない。
簡単にいうと、「やたら個性が強い友人たちにふりまわされる(でもけっこう自分を失ってない)主人公の女の子(五年生)が、日々、環境に流されながらも控えめにがんばる話」なんですが。「それだけ」の、日常の一こま、なんですが。
でも、語りがうまい方なんですねえ。それに、この「今風の子ども」のリアルさはなんなんだろう…。尊敬しちゃうなあ。
それとそれと、挿絵の藤田裕美さんの絵と、絵の入り方のタイミングが、すごくリズミカルで、お洒落なんですよねえ。
いいなあ、好きだなあ、この本。

この本、佼成出版社Fさんからいただいたものなんですが、いいものいただいてしまいました^^ ありがとうございますです。

しかしまあ、いつも思うんですけれど、元が児童文学マニアだった人間にとって、お仕事関係で、ただで児童文学の本がいただけるという今の環境は、夢のようですねえ。読み放題の、宝の山状態ですよ。

☆忙しいので、「スカイハイ新章」第3巻を斜めに読む(涙)。
あとでまたじっくり読みたい。
今回のは、みんな好きでしたが、特にラストの、「第十二死〜創造」が、身につまされて、うるうると…。
少女漫画家の猫田イチゴさんという猫っぽいかわいい女の子(三十代)が、火事で死にまして。
連載中の作品の最終回、あとわずか二十枚を描けないままに、恨みの門のイズコさんのところにいくんですね。
わりとさばさばと死を受け入れながらも、自分の一生や仕事に意味があったのかどうかふと疑問に思う、イチゴさん。
でも、最終回が描けなかったのが悔しかったことだけは、泣くほど悔しい真実で。
そんな彼女に、イズコさんは、「ここで(恨みの門で!)最終回を書き上げなさい」といいます。ある読者に読ませるために。
イチゴさんの最終回を、誰よりも読みたかった読者、それは、刑務所の中にいる女性。わけあって人をあやめたことによって、地獄ゆきが決定している女性でした……。

さあ、イチゴさんは、最終回を無事書き上げることはできるでしょうか?
というお話で、それに、現世に残された人々の、いろんな思いがからみあってくるんですが…。

イチゴさんの出した、結論。
自分がなぜ描くか、描いてきたか、という疑問への答えと、人生への思いが、すごくなんていうか、人ごとではなく、胸にきちゃって。
まいっちゃったんですが。

でもまあ、その辺の、まじめな感想とは別のところで、イズコさんたら親切だなあ、と(笑)。
イチゴさんのために用意してきたらしい、ゴージャスな感じの、巨大な机とか(巨木の幹のスライスみたいな雰囲気の、ほらよくあるじゃないですか、おっそろしく高いテーブル、あんなのです)、その上に、手元が暗くないように、いくつも灯した蝋燭、っていうかキャンドルとか。
ていうかそもそも、その原稿用紙とペンと消しゴムその他は、どこからもってきたですか、イズコさん(^^;)?

イズコさん、ほんと、いい人です。
…あれ? 人じゃないんでしたっけか。まあいいや(笑)。

<注>「スカイハイ」(漫画)は、いい話も多いのですが、ときどきおとな向けの描写も入るので、子どものみなさんが読むには、まだちょっと早いので、注意してね。大きくなってから読んでください。


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