日々の泡・あるいは魚の寝言

2004年05月26日(水) 平和町

のどの腫れが、今日の昼まで待っても治らなかったので、耳鼻科に行きました。
今週末には、飛行機に乗って、新宿に仕事に行かなきゃならず、お金をもらう以上、「具合が悪くていけなかったのv」なんてことにはできないので、万が一にも悪化しないように、と、病院に行ったわけです。

症状は、ほんとにのどの痛みと、微熱だけです。
仕事の移動がなかったら、家で寝てればそのうち治ると思ったんですが。

近所の耳鼻科は、扱いが乱暴でちょっと苦手なので、バスに乗って、平和町の病院まで行きました。
二年ぶりくらいにいったと思うんですが、病院の人々も、あとでいった薬局の方も、私のことを覚えていてくださって、「おひさしぶりです」と、笑顔を見せてくれました。
(さすがに、「お元気でしたか」とは、誰もきかないわけですが(^^;)

私は、いわゆる嘔吐反射が強い人で、つまり、のどにちょっと手が触れただけで、吐き気がとまらなくなる人なのですが、このW耳鼻科の先生は、ほっそりしたきれいな指の持ち主で、いつも、手品師のような早業で、私ののどをみてくださるのでした。
で、その先生、今日、私ののどを見て、一言。
「腫れてますね。赤く、広い範囲で、とても、腫れてますね」

…その一言をきくまでは、わりと元気だった(微熱でハイになってるし)私ですが、先生の眉を寄せた表情を見たとたん、「そこまで腫れてるんですか〜? どうしよー」の病人モードに突入してしまいました。
暗示にかかりやすい性格というのも、困りものです。

先生は、ほっそりした指で、一瞬のうちに、薬をのどの奥に塗ってくださり、抗生物質をだしましょう、とおっしゃいました。

そのまま、私は、ふらふらと看護婦さんに、通称「吸入」とよばれる、のどの奥に薬剤の霧を入れる機械の前に誘導されまして。
そう、あの、マスクを鼻と口に当てる、あれです。

これがまた、過呼吸持ちの私には、苦手なものなのでして。
マスクを持ち顔に当てながら、微妙にのたうっていると、看護婦さんが二度ほど、助けにきてくれて、「これ以上弱くすると、薬の効き目が…。でも、苦しそうですよねえ」と、悩みながら、薬剤の霧の出具合を、調節してくれました。

病院を出て、薬局に行き、いつもはいかない平和町商店街を、のんびりと歩きました。
この商店街は、浦上天主堂の近くにあって、静かな感じの町並みです。いわゆる爆心地の近くにある街でもあります。平和公園のすぐそば。
なぜかセキセイインコを飼っている家が多いので、あちこちで、ぴちぴちちゅくちゅくと、さえずる声が聞こえます。
夕方が近い街はほどほどに混んでいて、おばあちゃんたちやお母さんたちが、買い物に出てくる時間で、なんともいい感じです。
市場をのぞいたら、開いたばかりのような、つやつやしたあじの開きがあったので、二枚買い、洋品店で、お安いブラウスを一枚買い、いろんなお店をあちこちながめて、そのうちのどが乾いたので、自動販売機で、缶コーヒーを買って飲みました。
珈琲屋さんをのぞいて、豆を200グラム買ったりもしました。
古いケーキ屋さんで、大きなシュークリームもおみやげに買いました。ケーキ屋さんには、なぜか有線の演歌が流れていて、それはそれでお店の雰囲気になんだか合っていましたね。

そのうち、バスに乗って、ゆっくりと帰りました。
ゆっくりと、バスの窓の外の景色を、楽しみながら。


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