日々の泡・あるいは魚の寝言

2004年04月04日(日) 勝手に…

私は児童文学作家なわけで。
で、こういったサイトをもっていて、掲示板では一応、訪問者に親切な応対をしているいい年の女なわけで。

するとなんかこう…
イメージが先行していくところがあるから、嫌だったりもします。

まずいいたいのは、私は中堅どころの児童文学作家で、児童文学者協会に属しているけれど、協会のことを大事に思ってはいるけれど、そこで誰かにおもねる気もないし、何らかの権威やら地位やらがほしいわけでもない。

童話作家として、立身出世していきたいわけでもない。
それが人生の目標じゃない。

つーかそもそも、日本の児童文学の一部の作家の間にある、生ぬるい空気は性に合わない。
趣味の世界の延長線上みたいな感じのやりとりが苦手。
精神論で作品の出来を語る感じとかさ。嫌で、もう。
かといって、飢えた目で、「どうしたら売れるのか」を語り合う雰囲気も、どうかな、と思う。
子どもの本でもうけようとか考える方が、どうにかしてるわけで。

大事なのは、子どもに必要とされる本、愛される本を書くことなのに。

そういうわけで。
私は児童文学業界の中にいながら、実はスタンスとしては、そこに立ってはいなかったりもします。狭い世界の中に収まる気はないし。
目は読者さんと出版社の方を向いているし。

それから。
私は、童話作家ですが、「優しい」人間じゃありません。
少なくとも、倒れて泣きわめいている人を抱き起こし慰める人じゃないです。
そーゆー奴がいたら、むしろ、「自分で立って歩きなさい。道はあっち」と、指さしてつきはなす人です。
泣き続けてたら、あっさり、背中向けます。

例外は、それまでよっぽど強く生きてきた人が転んでいるのをみた時だけかなあ。涙をこらえてるのを見たら、そばにいって励ましてあげるけど。
頼まれなくても、応援し続けるけど。一緒に道もあるくけど。

でも、人に泣きつくのになれきっている、甘えっ子には用はない。

…なんかなあ。
そのへん、誤解している人が多すぎて。
勝手に「優しい作家先生」を想像されると…正直あんまり嬉しくないです。

甘い夢を見てはいけないと思うんだけどな。他人に対して。
童話作家で、女性だからって、聖母性をもっていると思ってはいけないよ。

#ていうか、作品を読み込んでくれさえしたら、私は甘い人間じゃないということがいくらもわかりそうな気がするんだけどなあ。


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chayka [HOMEPAGE]