日々の泡・あるいは魚の寝言

2002年11月07日(木) いわゆるハリポタ現象の是非について

…ていうか。
是非も何も、わたしは、ハリポタが好評なのって、純粋に嬉しいですね。

わたし自身は、まだあの本のよい読者ではない(1巻だけしか読んでいない)のですが、ひとりの本好きとして、また日本の児童書作家の端くれとして、あの本が日本でどんどん売れて、どんどん読まれることって、大歓迎です。

まず、本好きとしては、こんなことを思います。
・ブームもいろいろあるけど、本がブームになるなんて、なんてすばらしい!
・これをきっかけに、いままで本を読まなかった子たちが、読書という行為を好きになってくれればなあ。
・家族でハリポタを読んでいる人も多いらしい。すてきだなあ。
・ハリポタブームのおかげで、絶版になっていた本が復刊されたり、海外の長編ファンタジーがどんどん翻訳されるようになった。嬉しいなあ。

児童文学作家としては、こう思います。
・長編ファンタジーの依頼が増えて、嬉しいなあ。
・ファンタジーを読む子どもが増えそうで嬉しいなあ。
・連鎖反応で、国産児童書の文壇におけるファンタジーの地位が微妙に上がりそうで、嬉しいなあ。
・日本中の子どもたちがわくわくしてシリーズものの刊行を待つ姿というのは、見ていて本当にかわいいし、愛しいなあ。

なんとか時間を作って、ハリポタマラソンをしてみようかと思案中。
できれば、愛読者になれたらいいなあ。
だって、年に一冊新刊が出るシリーズものの刊行を待つ、って、その年の葡萄酒を待つ気分と似て、とても楽しそうな気がするから。
それにね。本好きとしては、「話題作をみんなで語る」というのは、ぜひ、やってみたいことなんです。読んでいないと、参加できないものね。


 < 過去  INDEX  未来 >


chayka [HOMEPAGE]