| 2002年03月12日(火) |
天使じゃないので野良猫なので |
ここのところ、ひたすら気分はマイナーで、そうすると、もう誰の助けも優しさも邪魔になってしまうのでむしろ毒になるので、電話はほとんど留守電です。メールも内容読んでるだけで、お返事は少しずつしか書けなかったり…。
で、仕事は依然として忙しく、このあともエンドレスで書かないといけない。 これが私の天職だから、手は抜けないし、ちょっとスケジュール遅れ気味だから、まいてまいて、書いていかないと…。 ああ、うちあわせ。うちあわせもしないと…。
一方で、困った人や悩んでいる人からメールが来れば、いそいでお返事かいたりして。いやだって、悩んでる人は辛いから。できるだけのことはしてあげたい。 そうです、私が「蜘蛛の糸」の主人公なら、真っ先に、蜘蛛の糸手から放して、奈落に飛び降りてますね、ははは。誰か代わりに助かってくれ、とかいって。 偽善じゃなく、人が落ち込んでるの見る方が辛いから。 自分が辛いのは、じーっとしてたらいつかは治るものなあ。
でも。 立場が逆で、こっちに手をさしのべてくる人がいれば、「いらない」とはらいのけてしまう、この性格ってなんなんでしょうか? 私がカンダタなら、お釈迦様が蓮の台からのばす蜘蛛の糸さえ、そもそもぶちきってしまうやもしれませぬ。
いいたいのは一言。「ほっといてくれ。じきにたちなおるから」。
ほんとに相手のことを思ってたら、こんなことは考えないだろうと思うのです。さしのべられた手には、感謝して、お礼の言葉で答えるべきのようなきがします。 でも、このへんが、天使じゃない一童話作家である私の限界なんでしょうねえ。
でも、手をさしのべるのがうまい人たちもいる。 毎度、絶妙なタイミングで、携帯にメールくれる友だちAさんのは、心に負担にならないので、感謝して読んでいます…。ありがとうです。 友だちBさんの、長いながーいけれど、あったかくて深くて、かつ、さらっとしたメールも、何度も読み返して、感謝してます。 一方で、友情や思いやりには感謝してるんだけど、こっちに受け止める余力がなくて、もうしわけないけれど、当分連絡しないでほしいと頼んだ友人たちもいる。 とうとう、電話を着信拒否にしちゃった友人もいる。 ……ごめんなさい、天使じゃないというより、鬼ですね、私は。
私には、たくさんのたくさんの、友だちがいて、その多くの人たちが多分、私が「落ち込んでるんだよ」とかいえば、なぐさめて励まして、相談に乗ってくれるんだけど、そうして、喜んでくれるんだろうけれど、でも、なかなかそれはできない。
私はやっぱり、人を慰めて励ます側にまわる方が好きだな。 早く元気になって、もっとたくさんの人に優しい手をさしのべることができるようになりたいなあ。 周りには、幸せな人が、ひとりでも多い方がいいもの。
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