クローバーの丘の夢。
私は、ミッション系の大学を出ているのですが、その古く美しい建物の、本館の部分が、なぜか、丘の上にそびえているという夢でした。 学校のある場所と、敷地はそのままに、本館の建っているところだけが、下から盛り上がったように、一面のクローバーの丘の上にひっこしているのです。
夜景でした。 もともと母校は、繁華街の上、坂の上にたっていて、海と街を見下ろしているのですが、そこにさらにクローバーの丘があり、明かりをともした古い女子大は、そびえたっているのでした。白い花が、星のように見えました。
私は夢の中で、誰かと、「どうやったら、こんな工事ができるんでしょう? 建物の下に丘を作るなんて」なんて話をしているのです。 相手はひょっとしたら、院長先生だったかもしれません。
一面の緑が美しくて、夜景も、学校もきれいで、私はうっとりとしました。 朝目覚めても、まだ、気持ちがよいままで、なかなか起きあがることができませんでした。
私にとって、心地よい夢はいつも、緑の夢です。 海の夢や、空の夢も見るけれど、植物の夢が、いちばんここちよいです。 反対に悪夢は、誰かが死ぬ夢。人が人を殺す夢。めったに見ないけど。 一番怖くて何度も見てしまうのは、目の前で投身自殺される夢です。
今日は、通信教育のお弟子さんの作品の添削をしました。 ローソンで原稿のコピーを焼いて、赤ペンで書き込み、お手紙に要点をまとめるという作業です。気が散らないように、郵便局のお手紙コーナーでおわらせました。
今年のお弟子さんは、ふたりで、ひとりは掲示板にいらしてくださった、才気煥発かえるさん。もうひとりは、横浜の年上の女性の方です。 今日添削したのは、そちらの方の原稿でした。 一度添削して、書き直したものが送られてきたのですが、前回より、みちがえるようによくなっていたので、驚きました。こちらのささやかなアドヴァイスを的確にうけとめてくださったので、ありがたかったです。 正直その方は、かえるさんと比べると、作風は地味だし、勉強しはじめたばかり、という感じなのですが、うれしい誤算という感じでした。一年間おつきあいしたあとが楽しみになってきました。
10枚の原稿にも、人生がほの見えますね。 私は、添削しながら、実際には伝えない言葉なんかも感想にもちながら、赤ペンを使っています。
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