日々の泡・あるいは魚の寝言

2001年05月25日(金) 更新準備続行中

とにかく、29日の開設一周年に更新しなきゃと思って、ちくちく作業して、今日で何日目だろう?
あっちをいじりこっちをいじりしていたら、これがおわらないおわらない。
夜中まで起きてるのにおわらない(笑)。

でも、今日でとりあえず、一段落はしたみたい。
あとは、アップロードしてから、リンクミスがないかどうかチェックだ…。

なんか、背中が痛くなっちゃった(泣)。

年ですかねえ…。

そういえば、「パスワード探偵団」を一冊、こないだ読んだ…という話はしましたっけ?
いい雰囲気の話で、おもしろかったです。
ただ、私が読んだ巻では、トリックに無理があるように思えました。
(ちょっとネタバレですが、小学生の女の子がひとりで、一瞬のうちに和服を脱いでほかの服に着替える、なんてことができると思いますか? 無理ですよねえ)。

あと、ラストで(これもネタバレだけど)、別れた父親が少女を誘拐するような形で(少女が望んだことですが)つれさって、「ふたりはスイスに行って幸せに暮らしているらしい」というおちがついてくるのですが、そういうことが可能でしょうか? どっか南海の離れ小島ならともかく、スイス。
いやそもそも、どうやって、娘を連れて国外にでたというのか???

一番の問題点は、少女は「神隠しにあった」という噂が立って、少女の保護者であったところの祖父母が「山に少女を捜しに行った」とかそういうエピソードがでてくるんですが、実際問題、いくらオカルトに見える出来事が起こったとしても、祖父母はまず、誘拐の可能性を考えるのではないでしょうか?
そもそも少女の父親は、少女が行方不明になるその寸前に、「少女を自分が引き取りたい」と、祖父母に申し出て、追い返されているのです。
私が祖父母の立場にあれば、絶対に父親を疑いますけど…?
たとえ、目の前で少女が消えるところをみても、すべての理屈を超越して、父親がいとをひいていると確信すると思います。

そういう部分の詰めが甘いと、けっこう、私は気になってしまうのです。
「子供だまし」になってるんじゃないかって。
子供だましをすれば楽なんだけど、それじゃいけないでしょう、児童書は。

でも、本としては、なんだか魅力のある本でした。
キャラクターがかわいらしいし。
探偵団の団長さんが、喫茶店の女店長さんというところも風流でなかなか。
それになんだか、後を引く話なんですよ。いつまでも余韻が残るの。

それにしても、主人公の子ども探偵たちは、なんと今時「パソコン通信」をしてるんですよ〜(笑)。もちろん、ネットで電子メールとかも送ってるんだけど。
シリーズがスタートした時点では、まだまだパソ通の時代だったんですね。
で、パソコン通信探偵団の話だから、そういうシーンは残したいんでしょうね。
なんだか、時の流れを感じるなあ…。

パソコン通信。昔すごく憧れていたんですが…。


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chayka [HOMEPAGE]