CORKSCREW Diaries(米国編)
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2002年08月11日(日) 坂本龍馬〜その手紙のおもしろさ 京都国立博物館にて想う事


昨日の国立近代美術館に続いて、今日は京都国立博物館にやって来ました。
坂本龍馬の展示を見るためです。
なんかもうすっかりひきこもりじゃなくなってるね僕。
TEAM HIKIKOMORI代表から退く日も近いかも知れません。
しかし二日続けてなかなかハイソな(これもすっかり死語な気がします)ことやってますね。

司馬遼太郎の「龍馬が行く」を読んだことがある人ならご存知かと思われますが、
龍馬は数多くの手紙を書いて送っており、そのうちのかなりの数が現存するのです。勿論歴史的に第一級の資料であることは言うまでもありません。ほとんどが重要文化財に指定されてるみたいです。
しかしホントに筆まめな人ですね。
現代社会に生まれててもメル友には苦労しなかったでしょう、なんてことはないかなあ
それにしても龍馬の書く手紙って言うのは、すごく生き生きとした文体で書かれてるから、読んでいてすごく面白い。さすがに昔の人の書く文章だからそれなりに難しかったりはするのだけれども。
図入りの手紙もあったりして、これもまた面白い。この人さぞかし面白い人だったんだろうな。

暗殺された時に部屋にかかっていた血染めの掛け軸とかの展示もしてありました。
血染めと言う割には、ちょっとだけ血が飛び散っていたぐらいだけど、まあそれでも生々しかったです。
龍馬って言う人は、自分自身剣の達人だったって言うこともあったのか、
それほど自分の身を守ることを考えていなかったような感じがしますね。
もうちょっと気を付けていたらいいのに。
維新の志士たるもの、生き残ることもとても重要だと思うんだけどなあ。
結局藩とかのしがらみにあまり関わること無く、
自由な思想を持って維新に臨んだのは龍馬ぐらいですしね。
彼の役目は明治維新を成し遂げて終わった、なんて言う人もいるけど、
やっぱり彼が生きていたら維新の形も変わっていたと思います。
まあ、いろんな人がそう思っているんだろうけど。
薩摩藩邸とかに滞在してたら暗殺されようも無かったのにね。
まあ、天才って言うのは遠くの物を見渡すことが出来る代わりに、
自分自身は見えていないと言うことが結構あったりしますね。
結局明治維新の時には大物はほとんど死んでしまってるものなあ。
藩閥政治とかそういうことも無かったんだろうな、龍馬みたいな人物がもう何人かいれば、
それとも彼は自由民権運動の代表者にもなっていたかもしれません。
そういう可能性を考えると、惜しい。の一言に尽きます。
享年32歳。
僕もだんだん近づいてきました。
32歳で僕は一体何が出来るというのでしょうか?
ってなことを思うとぞっとします。






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