悲しみから逃げたくて
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2000年12月13日(水) 他者分析

ゼミのみんなで、就職活動に向けて「他者分析」というものをした
直接一人一枚の紙に、その人の印象・長所・短所などを書き込んでいく
その人に向けて書いたものはその本人以外は見れない


俺は他人を分析する以前に、自分のことが全然わかっていない人だ
自分のことがなにもわからない
他の人と話していると、いかに自分のことをわかっていないかいつも痛感する

だからミヤコが俺に向けてどんなことを書いてくるか、
どんな分析をしてくるのか
少し期待していた

言うまでもなく俺とミヤコは特別だった関係
ゼミの他のどの人よりも、お互いをよく知っている
その上ミヤコは他人の観察が得意
性格とか考え方とか当てるのがうまい

だからミヤコはその気になれば俺のこといろいろ書けるはず
でも別れた手前遠慮してうわべだけの事しか書いてこないか
それとも本気で全てを書いてきてくれるか
どっちなんだろう?って思ってた
できれば、本気でいろいろ書いて自分でも分かっていない自分を
発見させて欲しかった


逆に俺もミヤコに対してどういうことを書こうかちょっと迷った

  うわべのことだけ書くか
  俺にしか分からないことを書くか

でもうわべだけのことならきっと他の誰かが書く
それなら俺は俺にしかわからないことを書くのが本当に
ミヤコのためになるんじゃないかと思って、本気で書く事にした
「元カレ面」はしたくはないという思いはあったけどね・・・


今更長所をいっぱい書くのも気が引けたから
短所のほうが多くなってしまったのだけど・・・


・・・・・・・


結局、ミヤコはあまり本気では書いてくれなかった
確かに他の人とは違う視線で書かれてはいたのだけど
「こう書いてあるだろうなぁ」という予想の範囲内だった

ちょっとがっかり

文量も少なかったし
やっぱり遠慮していたのかな?
ミヤコが本気で俺のこと書こうと思えば、
もっといっぱい書くことあるはずなのに・・・


ただ一つだけミヤコの分析でショックを受けたことがあって

俺は大学に入るまではとてもとても偉そうにしていて
基本的に他人を見下していたのだけど
それをできるだけ直そうと努力して、
最近はほとんど直ったと思っていたのに

ミヤコはしっかりと「短所」のところにそれを書いていた

さすがに付き合うほど深い関係になるとバレちゃうのかなぁ
つきあっている間もそれを感じつつ、だったのかなと思うと、
必死で表に出さないようにして、
改善しようと思ってた部分だけに余計にショック・・・



ミヤコとは逆に俺が本気でめいっぱい書いてしまったことは
ちょっとマイナスだったかな?
ミヤコあれ読んでどう思ったかな?・・・・


なーんて小さいこと気にしたって、今となってはどうなってもいいことだし
どうでもいいんだけど・・・

どうでもいい「はず」なんだけど・・・ね・・


ひろ |MAIL

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