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移り変わり - 2001年09月01日(土)

今日は昼から仕事でした.
先週から引き続き,世界の移植経験者が集まる移植者のためのオリンピック,世界移植者スポーツ大会の閉会式の取材です.

移植に限らず,医療全般,特に白血病だとか,難病と呼ばれるものについて回る悲観的なイメージは,そこにはありません.
もっとも,必要以上に「普通」を強調しようとする感じが無きにしも非ずですが,それでも,そうせざるを得ない現実も彼らにはあるのでしょう.

大勢の,マスコミも来ていました.
果たして,彼らのうちのどれだけの人が,移植者について,詳しく知っているのかはわかりませんが,少なくとも,私たちのような専門雑誌の記者とは視点が違う気がします.
それでも,一般社会への影響は彼らのほうが大きいのだけれど.

一昨年の医療のメイン・テーマは,移植でした.
どの学会へ行っても,移植に関する話題であふれていました.
少なくとも,その時期,医療関係者の中で,それぞれの移植へ対する考えはあったはずです.
脳死を人の死と認めるか,自分がそう思えなくても,移植医療に携われるのか,
直接移植とは関係のないポジションにいる人でも,「医療関係者」全般に移植への考えを促す要素はありました.

けれど,昨年,大学病院での取り違えをきっかけに,医療の中のメイン・テーマは一気に移植から医療事故へとポジションを奪われてしまいました.
移植,という,いわば倫理的な面を多々含む話題よりも,医療事故という,倫理面を含みながらも,自分にも医療訴訟という形で責任を問われる可能性がある話題のほうが,重要だというのはわかりますが.

「移植」に対して,世間への興味も薄れてきたような気がします.
テレビに,食い入るようにしてみていたであろう,脳死一例目の移植で,ジェラルミンケースに入れられた臓器を見ていた人たちは,どこへいったんでしょうか.

この仕事をしながらいつも感じるのは,ひとつのテーマを追い続ける,難しさ,です.














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