宇佐美彰朗の雑記帳

2005年09月12日(月) 4月〜9月「特別研究休暇」報告記。

4月以来すっかり『宇佐美の雑記帖』をご無沙汰してしまいました。お詫
び申しあげます。ご無沙汰した理由の一つは、実は「東海大学」より春学
期の「特別研究休暇」を許可され、その4月〜9月末の間、授業はじめ大学
関連業務に一切関わることなく、研究に没頭することができたわけです。

 こうした期間でしたので、研究室へも時折立ち寄るばかりで、雑記帖の
更新も一日伸ばし。とうとうこんなに時間を空けてしまいました。しかし
その「特別研究休暇」もあと残り3週間を切りました。幸いなことに、研
究室には復帰できる「デスク・机」があったよかった。この研究休暇のお
陰で、心身両面においてエネルギーの方は満タンになり始めています!

 ○復帰第一弾:「特別研究休暇を有効に過ごして感謝!!」
 今後の宇佐美の主たる研究テーマを、「スポーツボランティア」にしぼ
って考えているのですが、それらに対する準備の一つが思い切ってできた
気がしています。
 
 その一つは、この休暇を利用して、スポーツ先進国といわれている国の
実地視察ができたことです。ドイツは「マインツ」、オーストラリアは
「ダーウィン」と「ゴールドコースト」へ出かけ、大会を通してスポーツ
ボランティアの実際を視察しました。その際、それぞれ現地に精通してい
る方々にアドバイスしていただき、その行事のコーデネーターや責任者な
どから、直接的確な情報をもらうことができたました。これまで「情報」
獲得は、間接的な人づての情報であったり、書物などの文字から得たもの
でしたが、これらがよりいっそう確かな生の情報となって、自分のなかに
根づいた気がいたします。そしてこれらは、今後の「大学での授業」や「ス
ポーツボランティア研究」に、生かすことができるものとなった訳です。

 二つには、あと数年の「大学リタイア(定年)」となる宇佐美の人生、い
や生活環境のリハーサルにもなったと考えた中で、ライフワークの方向性
が描けるようにもなった気がしているところです。それらの柱は、やはり
「スポーツ」が軸となって、生涯現役(?)として、ずっとスポーツに携
ることができるかもしれないと考え始めているのです。

 つまり現役にも段階があるわけで,バリバリの現役選手(アスリート)の
みがそれでなく、高齢になっても直接スポーツ活動に関わることができ、
汗し呼吸を弾ませての実際行動ばかりでなく、ずっとスポーツとかかわり、
取り組んでいければ、それが現役でもある訳です。これだけの収穫があれ
ば、感謝感激であります。そこでこの「収穫」を一応「報告書」にしてみ
ました。近く出来上がることになっています。

 ○復帰第二弾:「富山県・八尾市での‘風の盆’」
 富山県内には、日本大学関係の先輩後輩の在住者がたくさんおられ、その
上東海大学関係にも卒業生・教え子の皆さんがこれまた数多くおられるの
です。その大勢の方々から、「かぜのぼん!」という言葉を耳にし、どん
な文字を書きどんな行事なのかと想像していたものでした。が、このほどよ
うやく「風の盆」という文字であることを、確認することができました。

 9月4日(日)、2005年度「日本学生トライアスロン連合」主催の「日本
学生トライアスロン選手権大会」が、「新湊市・海王丸パーク」を中心に
「富山県トライアスロン選手権大会」と同時共催されました。私は一応、
学生連合の会長として出席することとなったのです。

 この折、となり(?)の市である八尾市に出かけ、「風の盆」を満喫す
る機会を持つことができ、感激、しきりでありました。さすがマスコミに
も採りあげられている「風の盆」、いまや全国版となってしまった感があ
るその中身にはそれなりに評価されるだけの背景があることを、実感させ
られたのでした!

 その感激覚めやらない時間に、偶然にも帰省した夜には、NHKのアー
カイブスで生放送番組として、再度「風の盆」を見ることとなったのです。
その踊りにしても音楽にしても、これまで経験した「盆踊り」とは比べ様
のない、異次元世界でした。当然に「舞踊」とも違い、土着の風土のなか
から生まれたものと理解しなければならないようでした。最近話題の「よ
さこい!ソーラン云々」とはずいぶん違っていた気がします!

 


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