宇佐美彰朗の雑記帳

2005年02月10日(木) 静岡県森町ロードレース(2月6日)に参加して。

 2005年2月6日(日)、静岡県森町ロードレース大会に参加。
久々に満足感に浸る瞬間を得ることができました。それはこの真冬
の時期に「水道水を体にかけることの快感!」を味わったからであ
ります。それは自己満足の世界かもしれませんが、汗が流れ出る身
体が水道水の冷たさをものともしない感覚は「少し贅沢な経験!」
と思うほどに充実したものだったのです。

 それはこの時期に、水道水を直接身体にかけ汗をふき取ることな
ど、まずありえないことだと思ったからです。その場に居られた私
とほとんど同年輩の参加選手とも話し合い、その選手も「同感だ」
と賛成してくれましたから、この感覚は私だけのものではなかった
ことは事実でありましょう。

 かつて箱根駅伝に夢中になって区間記録を目指していた学生の頃
は、トレーニング後、井戸水で手早く汗を洗い流すことが日課であ
ったことを思い出しました。それでも風邪をひくこともなく、汗ば
んだ体を拭くだけではかえって体に良くないと信じ、ザンブリ!と
井戸水を体にかけたものでした。

 このような気持ちにさせ、その昔の思い出を重ねさせたのには、
もう一つ理由があったのです。完走記録です! 久々に思い切り10
Kmを完走でき、それも50分を切るタイムでゴールできたからです。
何年ぶりかの快挙です!! 私の心の中は少々興奮気味で、満足感
にあふれていました!気持ちの奥底にレーサーが存在していたよう
なのです。

 このレースのために特別のトレーニングをしたわけでなく、競走
するつもりでスタートした訳でもなく、どんな記録でゴールできる
かなどぜんぜん読めませんでした。日頃は、単なる「ジョガー」と
して80JC(新宿区・(財)スポーツ会館)や、アトミクラブ(代々木
公園・織田フィールド)のメンバーに合流し、「汗を流す程度のジョ
ギング」を週に何回かこなしていただけなのです。

 つまり今回のレースでは、1キロ5分平均のスピード感覚で10Kmを
走りきれたことに深い満足感をおぼえ、そのことで冷たいはずの水道
水を気持ちよく身体に感じることができたのだと思うのです。

 この後、森町からの帰宅途中、筋肉痛が出なければいいがと思いつ
つ、車窓に見入るうち寝込んでしまい、車内放送で目が覚めたときは、
東京駅でした。荷物を肩に掛けながら、まるで夢の中を歩いているよ
うな気がしました。又の機会に次なる経験を報告を申しあげます。


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