５選手に戦力外通告
　アルビレックス新潟は29日、所属27選手に来季に向けて契約の通知を行い、ＭＦ秋葉忠宏(29)、栗原圭介(31)、阿部敏之(30)、平間智和(27)、ＦＷ深沢仁博(27)の５選手に戦力外を通告した。秋葉については長年チームを支えてきたことから、クラブのスタッフ入りを打診したが、５選手とも現役続行を希望している。また、アルビレックス新潟シンガポール（新潟Ｓ）からＦＷ末岡龍二(25)が復帰する。
　秋葉は１９９９年、新潟のＪ２参入に合わせＣ大阪から移籍。現在のチームの基盤を作り、２００１年には主将を務めた。昨年はＪ１昇格に大きく貢献、今季は慣れないセンターバックをこなし、リーグ戦14試合に出場した。深沢は２０００年、横浜Ｍから新潟入りし、今季は７試合出場、１得点だった。
　ブラジル人を含めたその他の選手については、今後、契約更改に向け交渉を進めていく。
　新潟から期限付き移籍をしているＪ２山形の宮沢克行(28)、Ｊ２大宮の森田浩史(26)についてはレンタル延長をしない方針。広島から新潟に期限付き移籍しているＭＦ桑原裕義(33)、神戸からのＤＦ松尾直人(25)は来季も戦力として考えており、先方クラブと交渉を進める。
　新潟Ｓに期限付き移籍をしている選手のうち、ＤＦ山形辰徳(21)、ＭＦ和久井秀俊(21)は新潟を退団。他の選手はレンタルを継続する見通しだ。
　来季の補強の方向性にについて、神田勝夫強化部長は「代表クラスが来てくれればありがたいが、基礎のないところに家は建たない」と、若手育成や選手層を厚くすることに力を注いでいく考えを説明。12月７日に新潟単独のセレクションを開催し、人材発掘を目指す。反町康治監督は「各ポジションまんべんなく、総合的な補強が必要になる」と話した。

新潟日報2004年11月30日

http://www2.sport-nippo.com/forza/soccer/albinews.php?mode=detailes&yy=&m=11&d=30&k=579

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