時のしらべ 静寂の月

穏やかに優しく時を過ごしていきたい。
心に淀む澱(おり)を解き放ち、自己を見つめ直し、闇に沈むことなく生きられますように。

2022年01月15日(土) 若かりし女優さんの美しさ

昨日、テレビをつけたらCSのチャンネルになっていた。
いつもは地上波に合わせてあるのに、前日にCSを見たまま地上波に合わせるのを忘れていたらしい。
地上波に合わせなきゃいけない理由はないのだけれど、なんとなくの習慣になっている。

その時間にやっていたのは、法医学教室の事件ファイル 妻は自殺した翌日に夫を殺した…!?女医が暴いた東京湾漂流死体の謎(制作年・1997年)だった。
法医学教室の事件ファイルは大好きで欠かさず見ているから、これもリアルタイムで見た記憶が朧げにある。
さすがに25年も前のドラマの内容までは覚えていないから、また楽しめるだろうとそのまま見ることにした。
思惑通り、おもしろく見ることができた。

最初に思ったのは、「サブタイトル、ながっ!」だった。(笑)
そうそう、あの頃の2時間サスペンスドラマってやたらサブタイトルが長かったっけね。

内容とは別に、興味深いこともあった。
携帯にアンテナがついていてアンテナを引っ張ってから電話に出たり、メールが出て来なかったり、電話にナンバーディスプレイがついていなかったり。
あの頃ってこうだったっけね、と思い出す。
しかし何より、現在まで続いているこの人気シリーズの主人公、二宮早紀役の名取裕子さんの若く美しいことに目を奪われた。

この人、こんなにきれいだったんだ、と、改めて思った。
もちろん、今もおきれいではある。年齢を重ねればこその美しさもある。けれど、肌の瑞々しさやちょっとした表情のかわいらしさはこの年代でしか出せないものだった。

最後にお約束の岩場の海岸で、単身犯人に詰め寄るクライマックス、間一髪駆け付ける夫・二宮一馬(宅麻伸)に、
「遅いじゃない」
という場面でさえどこか幼気さが残る愛らしさだった。

今でも二宮先生は「チャーミング」という言葉がぴったりなかわいさがあるけれど、その奥には人生経験を積んできた風格・威厳のようなものが見え隠れしている。あどけなさはもうない。逆にあどけなさがあったりしたら(役柄的に)問題だろう。
シリーズが始まった最初は息子さえいなかった二宮先生も、今や孫がいるのだ。

こうして考えると、主人公は名取裕子さんと同じ時間軸の中で生きてきている。
二宮早紀は、名取さんのもう一つの人生と言っても差し支えないのかもしれない。



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