ナ イ シ ョ バ ナ シ
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祖母がなくなって5日目。 喪服だとか、葬式だとか、色んな儀式を終えて 祖母がなくなったのは頭では理解できた。
でもなんだか。 施設に行けばまた、おばあちゃまが居るような気がしてならない。 おばあちゃま、きたよー。というと 返事をしてくれるような気がしてならない。 身内が死ぬってこういうことなのか。
祖母は私が国試受かるまで見守ってくれて 合格通知が来た翌日になくなった。 桜の咲くころに死にたいといった祖母の骨は少なく こんなに小さくなるものなのかと思いながら骨を拾う。 これが下あごの骨。 これがこの腰の骨ね、ほら見て骨がスカスカ。 骨粗だったんだね。という姉の説明を聞きながら黙々と拾ったのを覚えてる。
身内の並ぶ順とか、まあいろいろ。 逃げられないと思う。 おばあちゃま、どうしようね?困ったなぁと語りかけながら 今日、東京に帰ります。
学校では病院に行く前のプレ実習が始まっていて 講義を聴きながら課題をこなす毎日。 二度と行くものかと思った山にまた分け入っていくのです。 早く脱出したいと思いながら、としょかんでまた勉強の日々です。
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