友だちに誘われてヒルトンに行く。

脳みそがスゴイ原始に戻ってて、なにも考えずに
思い切りデーザトの飾りの大きなチョコレートを素手で引き抜いてみる。

ついでに飾りジャックをはじめる。

【飾りジャック】
解説しよう。飾りジャックとは。
デザートにはデザートを美しく見せるためのチョコレートや
果物の飾りが大抵ついている。
みんな食べたいと思っているくせに（思ってないの？）
誰一人として飾りに手出ししない。
その飾りを全ていただいてくるのが飾りジャック。
誰も手出ししないことのほうが多いのでいつもやり放題である。

ってこれで飾りジャックが、はやったら・・・。

遠くのほうからじーって睨むから。
壁の隙間からずっと見てるから。
怖いから。

っていうか、専売特許だから。
コレ、特許も商標登録もとってるから！！(大嘘)

ティラミスに突き刺さった、手のひらほどのチョコレート２枚。
葉っぱ型のチョコ１枚。
マンゴープリンの上に飾ってあったスターフルーツ１個。
イチゴのケーキの周りに並べられていたマスカット。
フルーツの中に少しだけ入ってるブルーベリー。
ケーキの上に飾ってあった、金粉がキラキラついてるのチョコレート。

今回は、超念入りに、ほとんどジャックしたと思う。
あー、ティラミスの横にあったケーキの上のくるくるした
ホワイトチョコレートは取らなかったなぁ・・・。

なぜならちょっとムカついていたからだ。

「なんで、今日はタルトがないのか」

あたしは、いつものコックのおじちゃんとオードブルのところで
会ったときに、牡蠣が今月来月は入らないかもって言うのは聞いた。
そのときには気がつかなかった。

最初にデザートチェックをしていたのにも関わらず。

タルトだしてよー。今度から。
ブルーベリーのタルト、いっつもあるじゃんさー。
そんなことしてると、チェッカーズじゃなくって、
あたしはマーブルにしちゃうよ？

結局、ヒルトンが儲かるわけだから、どっちにしろ同じかも知れないけど。

マーブルは椅子がね、あまり好きじゃないんだ。
チェッカーズの円形ソファーの席が好き。
奥の長いソファーの席も好き。

どっちにしろヒルトンは落ち着くからなんか好き。