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diary of teo sylvania

2002年12月06日(金)

祖国

今日がコミュニティセンターの講座が最後の日。

さて、参加しているおばあさんがシェークスピアの劇中に出てくる詩を朗読してくれた。
王の部下がすばらしき祖国イングランドの風景を語ったものだが、これが結構すばらしい詩なのだ。イングランドのすばらしき自然、情景を語っているのだ。

先生がそのことで、生徒であるもう1人の日本人の女の子に質問した。

「貴方は、自分の祖国についてこのスピーチのように誇りを持っているか?」

て、聞いてきた。

こたえは、「No.」だった。
どちらかというと、日本が嫌いな言い方だった。

こちらの生活に慣れてくるとと、この言葉がすごく違和感のあるようなものに聞こえた。
日本人以外のほとんどが、自分自身の祖国に誇りを持っている。
街の風景、文化、自然に対して偉大さを自分自身の祖国から感じ取っていた。

歴史がそうさせているのかもしれないが、日本の自然とか文化などの関しては、せめてその子にも誇りを持って欲しかったと思う。

俺は、日本を愛している。あの自然と情景はすごく好き。そこに生まれたことに関しては、大きな誇りを持っている。瀬戸内の穏やかな情景、四季ごとに美しい風景を与えてくれる森林。2000年という日本の歴史が残したいろいろな史跡。
はっきり言ってすごく他の国に対して自慢できる事なのだ。

そのことを堂々といえない、持っていない日本人がたくさんいることに、何かしらの哀しさを感じた。

いったいこれから日本人はどこに行くんだろうか、、。


明記しておくが、日本を愛しているが、日本国国家、民族を愛することとは別である。
はっきり言ってそれらに関して一つもロイヤルティを持っていない。


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hisa(nabe)

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