西方見聞録...マルコ

 

 

友、遠方より来る-キミは萌えているか! - 2012年02月22日(水)

 ちょっと過去日記。

 この日は東京在住の板友どらちゃんが広島に帰省して、その広島から東京への帰路、関西でちょっくら途中下車してくれたので、関西の友10名ほどがうち集まってどらちゃん歓迎の昼食会を梅田にて開催しました。

 お店はこちらの卯乃家さん。

 まあ、相変わらず、話題はあっちきったりこっち行ったりしたんですが「夫婦のパワーゲーム、男は負けると死ぬ」とか「50を前に一花咲かす」とか「キミは今萌えているか!」とかまあいろいろな皆さまのシャウトが心に残りました。

 そんで俳優さんとか、ジャニーズさんとかに萌えてるときはいつだって5段階評価で言うところの6か7、という、ワタクシの萌道の師匠の某様が「今はマラソンに気持ちが行ってて、あんまり萌えていない」という話をしてくださり、実は私もここ数年萌ていないのでこの萌えなさはいったい何なのだ、と思ってた疑問に一つの解が与えられたような気がしたので、萌と自分の気持ちの方向についてちょっと書いとこうと思います。この問題は某さまのミクシで引き続き論争中のご様子。わかる人はそっちも参照してください。

 まあ、大体<萌え>ってなによ、というところが始まるのだが、なんか仮想恋愛というか、アイドルや映画俳優にはまるとか、島村麻里氏がロマンチックウィルスで解題しているこう均等法以降の世代の女性に多く見られる能動的ミーハー活動の一種ですな(すんません原著読んでません)。

 上記ブログ(っってあのどらちゃん歓迎昼食会に参加していた方のブログですわよこれ)によるとタブー視されてた中高年女性の性欲の安全な発露、としてロマンチックウィルスが語られるようです。

 そんで私なりに自分の精神活動を分析してみると、
A)気持ちを自分の外に持ち出す系の精神活動、他者との関わりを志向
   (=異性愛、ロマンチックウイルス系、性欲に結びつく)
B)気持ちを自分の中心に集中させる系の精神活動、自己完結型
   (=語学、マラソン、自己研鑽系、)

の二方向のこうわくわくというか気持ちの盛り上がりがあるな〜と考えています。

 まあそんなにきっぱり分かれるものではなくて、例えば同性愛は外に向かうようにも見えるし、ちょっと中向きでもあって両義的ですよね。現実の同性愛実践は外向きだけど、女優さんに自己投影とか中向きでもあるし 。あと私がやってる研究も、調査の段階では他者と関わってなんぼですけど、論文書いてるときは脳天からはしご立ててそれに登るような自分の思考と向き合う作業だし、それが完成して発表するときは自分の思考に他人がいっぱい入ってきてやいやい言われて、また外を向くと。内向いたり外向いたり忙しい作業ですな。

 Aを恋愛系活動、Bを修行系活動と分類すると、修行行っちゃってると恋愛が枯渇したりするのかな〜とか思いましたが、そんなに単純な話ではないのかな?

 長距離走ってるのって私にとっては自己効力感を確認する作業ですごく内向きになるんですわ。で修行系マラソンにはまって恋愛系萌え活動が薄まったという某様の話はわたし的には非常によくわかる話だったのです。

 しかし、そう思ってたら、マラソンのランナーズハイはエロスの発動と似ていて両者はリプレイスが効くという物凄い発言を他所で読み、ちょっとぶっ飛びました(全国女性ランナーが吹っ飛んだと思います)。でもまあ、精神活動の意味づけってのは人によって様々なことがわかりました。人によっては座禅組んでもハイになって精神が外に向かって解放されるのかもしれません。

 あと某様も萌えをエネルギーに研究活動が出来ると仰ってたのでそこは私と研究という精神活動のあり方が違うのかな?と思いました。

 んで私の場合は最近のA方向の活動への志向性の薄さは自己愛たっぷりに就職活動なんかしていてB方向の精神活動にはまってるからだって結論したかったんですが、よく考えたら、単に年取って外に気持ち向けるのがめんどくさくなったのかもしれません。まあ修行で老化防ぐってのもありだと思いますが。

 長々とかいたわりにはしょうも無いオチでまったく面目ない。


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