西方見聞録...マルコ

 

 

ノらぬならノせて見せようホトトギス - 2005年06月17日(金)

 以前の日記で「専門学校生に比べて4大生はのりが悪い。」なんてものすごい少ないサンプルで一般化した物言いをしてしまった。でもホントにノリが悪い>私の新非常勤先の学生諸君。ノらないものをノせるのも講師の技術のうちなので、こんなところでノリが悪いなんてぼやいているのは敗北宣言にも通じる不名誉なことなのだが、このごろ少しだけノリの悪さの正体が見えてきた。 彼らはお利巧なのである。万が一、間違うのが恥ずかしくって自分のプライドを守ること優先してしまうのだ。そのてん専門学校の学生(とくに私の担当している諸君)はもう一遍、中学校からやりなおせー!みたいなものすごいボケも平気でかましながら間違おうが笑われようが大喜びで議論に参入してくる。

(ようこさんがBLOGでアメリカの学生のボケても平気でがんがん発言している話を書かれているのをよんで、専門学校学生諸君をひそかに「浪速のやんきー」と呼ぶ事にした)

 4大のほうでも、一人爆死覚悟でがんがん発言してくれるお気に入り学生が出来てなんとか授業が軌道に乗りそうだった。ところが彼はなんと、となりの教室の授業の受講生だったことが判明した。5月も半ば過ぎ、受講生名簿が出来たので名簿の名前を呼んで出席をとってみると彼の名がない。彼も「なんでぼくの名前がないんですか??」と不思議がり事務に問い合わせてみると、となりの教室の授業と私の授業を間違えていたというのだ。

 そう、私はキミのそういうスケールの大きいボケぶりを愛していたのだが、大ボケゆえに彼は私のクラスを去っていった(ってもともと私の授業は受講できない学科の学生なんだが)。今日も利巧な学生諸君を相手に笑いを取ろうと必死なマルコであった。

 せっかく若いんだからいっぱい失敗すればいいのに。その方が人生楽しいし最終的に大物になりそうなのにな。そうおもわない?

 あ、もしかして「ボケてもがんがん」と「お利巧さん」の違いは学校の違いって言うより大阪と関西周縁部の地域性の違いか??う〜む。大阪、恐るべし。これも吉本のおかげさまか?



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