西方見聞録...マルコ

 

 

春だから散歩と豆腐つくり - 2004年02月28日(土)

 1週間お熱を出されたおKさん援軍に助けられなんとか元気を回復なさいました。そして久しぶりに外に出てみると外は春の気配でいっぱいでございます。

 家族全員揃って近所をチャリで散策いたしました。
 まずは拙宅から一路北へ、法輪寺方面を目指し、法輪寺よりさらに北にある斑鳩溜池に参ります。ここは町の北の端になりますな。溜池の堤防から北を望むとこんな景色。




 同じ堤防から南を望むとわが町が一望に出来ます。


そんで堤防を降りてビニールハウスに包まれた未来世紀な果樹園地帯を抜けて法輪寺方面に戻ってまいります。法輪寺のあたりの町並みは打って変わって渋いです。



 これは聖徳太子が掘らせたと言う三井の井戸。渋いです。井戸があったのかそのころ、って気もしますがまあ町の有力な史跡ですな。



 相変わらず土筆を探したんですが、ちょっとまだ早いみたいです。

 帰宅すると、あめでおさんが突然豆腐を作り始めました。多分突然じゃないみたいです。昨日の晩から大豆をうるかせていた模様。大豆を20時間ほどうるかせ、それをミキサーで粉砕し、それを煮ます。煮汁を布袋でこし、豆乳とおからにわけます。その豆乳ににがりを投入し、しばらくしてから木箱(水分が下に落ちるような寄木細工みたいな箱)にいれ形が出来たら水に放してにがり分を抜くんだそうです。

 マルコはめんどくさいのがあんまり好きではないのでほえ〜と言ってみてましたが実は作り方をしってました。今を去ること10余年前、青年海外協力隊の派遣前訓練中に息抜きをかねて2泊3日で山中湖に連れて行かれ、鳥のさばき方、魚のおろし方を全員必修で学びました。その必修科目以外に10人くらいのチームに分かれて干物の作り方班、ロープワーク班、とか習得したい生活技術ごとに班をつくり、班毎に隊員候補生が独学で学んだり下準備したりしてきたいろんな生活技術をワークショップ形式で学びあうのでございます。そんでマルコは豆腐作り班に属しており、班長のガーナT本さんの指導のもと豆腐つくりに励みました。豆腐つくり方法を他の班の人に伝えながら手の空いたときはロープワーク班や竹細工班のワークショップに参加したりしました。

 途上国で豆腐つくりをすることを念頭においていたので、ミキサーはなしですり鉢で大豆を粉砕したのを覚えています。しかしすり鉢、あるのか?外国に。

 その時一番困ったのは形を作る木箱の存在でした。ただの木箱でなく、水分が抜けるような構造にしないといけないのです。班長ガーナT本は竹細工班の班長にお願いして事前に竹細工で豆腐固めようの箱を作ってもらっていました。

 今回突然あめでおさんが豆腐作りを思い立たれたのは、生協で豆腐固め用の木箱を注文し、そこに豆腐つくりの手順が書いてあったので忠実に再現したようでした。

 さて山中湖合宿後、私はアフリカに行ったわけですが、多少日本食は恋しかったですがやっぱりめんどくさかったので豆腐つくりはせずに、アフリカの食べ物を適当に食べて過ごしていました。 そんなわけで、市販の豆腐が手に入る環境でもかなり手の込んだ豆腐つくりに励めるあめでおさんはやっぱえらいな〜とぼんやり考えながらあめでおさんとその助手としてかいがいしく働く1号さんを見つめていました。

 出来上がった豆腐は豆の味が濃厚で大変おいしく、山中湖の豆腐もおいしかったなと思い出しました。その拍子に、そういや豆腐班班長ガーナT本さんは竹細工班班長とその後恋愛していたなあとか、あんまり関係ないことまで思い出したりした春の午後でした。


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