西方見聞録...マルコ

 

 

ドキュメント節分2004 - 2004年02月03日(火)

 まためぐってまいりました。この日が。

 今日は節分でございます。法隆寺に重文級の鬼が出て、国宝の建築物で巨大松明振り回して遊ぶ日でございます。鬼追いの儀式、追難会と申します。

 前日おKさんがちょいと体調悪かったんですが、この日には復活し、マルコは神戸方面にて集中講義なんかがあったんですが「午後5時に保育園にて家族は全員集合」というあめでお隊長の号令のもと、授業を早退して斑鳩に戻ってまいりました。

 そして近くのスーパーでまたもや黒山の人だかりを掻き分けて、太巻きを購入し今年の恵方は東北東であることを確認し、帰宅。1号さんは昼ごはんの保育園の給食も太巻きをクラスの友達と東北東向いて無言で食べたそうですが、夜もやります。正しい斑鳩町民としてこれはやらねばならないのです。太巻き丸かぶりでございます。

 どうでもいいけどマルコは食べ終わるまでマジで口もききませんでしたが、1号さんとあめでおはひそひそ声で会話しています。ひそひそ声なら許されると思ったら大間違いでございます。

 そして皆で着膨れて極寒の2月の夜、法隆寺へチャリでGO!

 7時半に法隆寺境内の西側の小高い丘にある西円堂、別名「峰薬師」に到着すると既に200人ほどの人々が集合し、太鼓と鐘がケニアの葬式のタムタムのように厳かに徐々に盛り上がりながら奏でられています。

 7回の演奏が終わると、ついに岡本、法起寺集落の皆さんが巨大松明を掲げて登場。西円堂の周りには金網でバリアが張られています。



 そして鬼が3匹おもむろに登場し、マサカリや槍などそれぞれの獲物で所定の所作をした後、松明を受け取ります。



 そんで観客めがけて水平に投げます。



 昔は金網のバリアがなかったそうです。在って良かった、ビバ・バリア。

 自分の目の前の金網に松明が投げつけられると頭から火の粉をかぶります。今年おKさんを抱いたマルコはかぶりました。

 「おに〜!こっちに投げて〜!」という大胆な大絶叫が聞こえます。な、なんと1号保育園の親友Kチャンの声です。今年はあめでおさんとマルコが追難会の素晴らしさを保育園で説いたので同じクラスのお友達が何人か来ていました。法隆寺伝道師として大変喜ばしいことです。まあそんなわけで今年も興奮の節分ナイトは更けていきました。

 節分、こんなに興奮する行事になるとは。豆だけまいてたころには想像も出来ませんでした。


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