西方見聞録...マルコ

 

 

おやじの自立 - 2003年12月13日(土)

 今日は1号さんをつれて隣町の映画館に「ファイディング・ニモ」を観に行った。実はおKさんが嘔吐下痢症で寝込んでおり、付き合ってずっと家で逼塞していた1号さんのガス抜きに連れてったのだ。しかしピクサ―&ディズニー、泣かせ所を必殺でついてくるな〜。恥ずかしながらマルコのガス抜きにもなりました。

 以下ネタばれありなので、コレからニモを観に行く予定のある人は注意。
























 ファイディング・ニモの邦題をつけるとしたら、それは「息子尋ねて3000里」になる。新婚の妻と400個の孵化間近の子どもたちと幸せいっぱいだったカクレクマノミのマーリンはバラクーダの襲撃で1瞬にして妻と399匹の子どもたちを失ってしまう。たった一匹、生き残ったニモをそれはそれは大切に過保護に愛している。その息子ニモがさらわれてしまったのでマーリンはそれは筆舌に尽くしがたい苦労と大冒険を繰り返しながら息子を取り返す旅をする。というのがあらすじ。

 その旅は一言で言うとマーリンにとっての「子離れの旅」になる。過保護で過剰な愛情をセーブし息子を信じて見守る態度の必要性を様々な冒険からマーリンは学んでいく。

 いやいやいや、ちょと前まで冒険の旅に出て、自立を獲得したり、成長するのは「子ども」の専売特許だったんですが、このごろは親の方にも通過儀礼が必要なんだなあ。っていうか今までスポットライトがあたっていなかった人生の困難な場面「子離れ」がクローズアップされたというべきなのかな?

 これまでもこれからも「子離れ」等、発見されたり、発見されてなかったりする人生の困難をいろいろ冒険しながら越えていくのね。ちなみにマーリンは悲劇的になったりしてたけど相棒のドリーはジェットコースターを楽しんでる風だったな。かくありたし。
 


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