西方見聞録...マルコ

 

 

1年ののち - 2003年12月07日(日)

 本日は昨年亡くなった従弟の1周忌だった。

 マルコは遠方にて今回は欠席させてもらった。かわりに家族で竜田公園に行った。竜田公園は竜田川流域部にある公園地帯のことを普通さすが、マルコ家が竜田公園と呼ぶのはその近くにある丘(崖?)の上の公園だ。ここは物凄い紅葉と、眼下に望む竜田川、目の前にある三室山そしてはるかに広がる奈良盆地が一望に出来、大変美しい公園だ。

 靴を新調したおKさんは枯葉をざくざく踏んでのしのし歩き、ものすごい高い滑り台に1人で上りびゅんびゅんすべる。1号さんもあめでおさんもそんなおKさんの大胆不敵な行動に悲鳴をあげながら危険が無いか見張るのに忙しい。

 竜田公園には竜田観音という比較的新しい観音立像があり、多くの花が供えてあり誰かが定期的に信仰の場としている事が伺われる。

 マルコはそっと観音さんにお願いした。今は亡い人が安らかでありますように。その人の母なる人が、姉なる人が、父なる人が、少しでも心平らかになりますように。その配偶者の方の心が和むことがありますように。 
 
 風が冷たいけれど、空気がとても澄んでいた。


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