西方見聞録...マルコ

 

 

仏様にお願い - 2003年03月16日(日)

天気の悪い週末でした。日曜日は昼から雨だというので午前中に法隆寺におまいりしてスーパーで買い物しようということになりました。週末はほぼ必ず法隆寺にいく私ども。おかげさまでおKは間違いなく法隆寺参拝0歳児として最多賞をいただけることでございましょう。引越し以来正確に何度法隆寺に通ったかわからなくなってしまいました。これから正の字でも書いてカウントしとこうかと思います。本日は自転車に乗らずベビーカーを押して徒歩でおでかけ。
 まず、拝観料が必要なエリアに行き(もちろん友の会会員の私どもはフリーパス)、金堂の釈迦三尊像におまいり。右から薬師如来、釈迦如来、阿弥陀如来さんが並んでおり、今週は掲示板での公約どおり様々な友人の健康や花粉症治癒や英語上達や家庭円満をお祈りしました。あまりに長く真剣に祈りを捧げる私に家族は不信の目を向けておりました。
 その後講堂で薬師如来に私事の祈りを捧げ、大宝蔵院へ移動し、百済観音像の前へ。たいていこのあたりになるとお願いするネタもつき、また百済観音さまのおすがたに我欲をつっぱらかすのも恥ずかしくなるので、ここではたいてい世界が平和になりますようにとお祈りすることにしています。今週は特に力が入るお願い事です。ふと見ると百済観音様の正面で、ぬかずいて一心にお祈りする老婦人の姿ありました。きっとアジアの西のほうの国のことをお祈りしているのだと思い、私も心を合わせて隣で静かに祈りました。今日の日本時間で深夜、ポルトガル領の米軍基地内で行われる大きな国の指導者たちの話し合いが少しでも希望の持てるものになりますように。
 一昨年、アフガニスタンの空爆前、私は外務省が組織した某研究会の幹事を数人の人々とともに勤めていました。その研究会としてアフガニスタン空爆反対の声明書を出し、私も署名をさせてもらいました。しかしそれはクソの役にも立ちませんでした。今回老婦人とともに捧げた祈りも同じように、何の力もなくむなしく空に溶けていくのでしょう。
 イラクのちょび髭のおっさんが大量破壊兵器を持っていることよりも、イスラム世界がアメリカへの憎しみにあふれることのほうがよっぽどテロへの危険を生むという自明の理は誰もがわかっているのに。WTCに突っ込んだ飛行機は、大規模テロは大量破壊兵器がなくても敢行可能なことを世界に知らせたのではなかったのでしょうか?韓国の地下鉄で自殺未遂のおっさんは灯油少々で都市に巨大な被害を与えることが出来るという事実を世界に突きつけたのではなかったのですか?これからの世界は少々の灯油におびえて生きていくことになるのでしょうか。
 またもや長時間お祈りして、家族に遅れて大宝蔵院を出た私は夫あめでおに「百済観音さんにぬかずいてお祈りしている人がいたよ。世界の平和をお祈りしてたんだろうねえ」としみじみというと「宝くじがあたるように祈ってたのかもしらへんよ」とクールに言われてしまいました。
 



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