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指輪物語関連ファイル

YUKI


2004年03月04日(木)
 アカデミー賞授賞式


実はこれから一週間ほど忙しくてネットに顔を出せないのですが
(いやもう、こんなものを書いている時間はないことになってますが)
アカデミー賞授賞式のビデオを見てしまいました・・・
ここは誰も見ていないからさぼっていてもばれないだろう。

発表の夜、放送されたWOWWOWの録画なので、
評判の悪かった日本語のコメントが無く字幕のみで
CM部分がカットされて三時間に短縮されているので
とても見やすかったです。
最初のショーの部分だけ、といいつつ全部みてしまいました。
おもしろかったですね。ビリー・クリスタルの達者な司会。
時事ネタとか俳優のネタとかてんこもり。
そこらじゅうにノミネート作品からの引用を散りばめて
受けるのもあり、すべるのもあり。
すべったギャグはさらりと流しているところがプロ。

CG合成の映画のパロディビデオで笑わせ、そのあとのステージでは
堂々とした歌いっぷり。本業は・・・コメディアン?
授賞式を最初から最後まで見るのはこれが初めてです。
豪華絢爛で力が入っていて、ノミネートされて会場で発表を待っていたら
どんなにクールな人でも、きっとどきどきしちゃうでしょうね。
日本で言うと「紅白歌合戦」みたいなハレの場所って感じですね。
作品賞の紹介をばらばらに配置して、歌曲賞のステージを二分割して入れて
名誉賞とか亡くなった俳優達をしのぶコーナーもあって。
フォーマルのきらきらの衣装の間にときどきスタハチや、
昔ながらのギャグを入れて崩してみたり。

こういう場所で、短い時間で気のきいたことを言うのは
とても難しそう。自分の気持ちでいっぱいになってもだめだし
形式的なスピーチは野暮だし。最後の方になると、
もう「謝辞と名前の羅列は結構だ」なんて言われちゃうし。
あの場所で名前を呼んでもらった人はうれしいだろうけれどね。
11部門受賞の『王の帰還』チームは、何回も何回も
ニュージーランドの人たちに感謝を捧げるので、司会者に
「ニュージーランドにはもう感謝を捧げられる人は残っていません」
といわれる始末。だからと言って、時間がないから名前は言わない
と言ってしまうのも野暮。むずかしい・・・

全体的に見て、南半球出身の受賞者が多かったでしょうか。
アカデミーの方々は外国人力士が優勝するのを見る
日本人みたいな気分だったりしないでしょうか。
アメリカは移民の国だからそんなことはないかな?
ソフィストケートされたものと野暮なものが同席して
最後まで見たら、まあそれでいいんだろうなという感じでした。
あ、結果を知っているので、どきどきしながら見るという
楽しみは今回はありませんでした。
そのうち、大好きな映画がノミネートされた年は
リアルタイムで見てみよう。