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指輪物語関連ファイル

YUKI


2002年05月10日(金)
 <本>「中つ国」歴史地図


昨日、アマゾンに注文した本が、もう届きました。

The Atlas of Middle-Earth 「中つ国」歴史地図 ― トールキン世界のすべて
The Hobbit and The Lord of the Rings Boxed Set

「中つ国」歴史地図 は、プロの地図作家(大学の地理の教授)が、
トールキンの指輪物語を読み、この世界を地図にしたいと思い
様々な資料を使って書き上げた大量の地図に、指輪の旅の仲間が通った道すじや
『ホビットの冒険』でビルボがたどった道のりが書かれているばかりではなく、
指輪物語以前の神話的世界についても詳細に記入されているという本です。
初版が出てから、『中つ国の歴史』シリーズが刊行されて
それも視野にいれて、改訂された版が出たのが1991年。
マニアの間では評判のこの本が、映画化されたおかげか
今年の二月に日本語版が出ました。

私はまだパラパラと見ただけですが、ホビットと指輪の話は、この本の半分くらい。
あとの半分はそれにさかのぼる第一紀と第ニ紀のものです。
『シルマリルの物語』や『未完の物語』『中つ国の歴史』シリーズの方が
お話よりも多いんですね。
ビルボの家の見取り図、ボンバディルの家の見取り図、ビヨルンの家の見取り図まであります。
ビルボの家の見取り図そのままに、映画のセットは作られています。
丘を登って、ビルボの家に行き、ポーチのベンチに座ると、誕生パーティーの開かれた野原が見渡せる。
その地図の横には、「ホビット庄の掃蕩」後の荒れ果てたホビット庄の地図があり、
解説の文章に、一年の復旧作業ののちに元にもどったことが記載されています。

ビルボとドワーフ達が裂け谷までたどった旅程と、フロド達旅の仲間がたどった旅程が
一枚の地図に日付を入れて記入されています。
トロルが石になった場所も記入してあって、それはふたつの旅がクロスする場所にあります。
(映画でもちょうどそこに映っていました。)

モルドールも角笛城もそんなふうに克明に地図になっています。
原作を読んで地図を見て、地図をみてから本文を読んで
頭の中にさらに鮮明な中つ国を作っていく作業ができるんですね。
時間をかけてゆっくりと楽しもうと思っています。