オレ様日記
頑張ろう東北!



12時間耐久飲酒大作戦

2002年11月10日(日)


頭蓋骨の内部を綺麗サッパリ洗い上げたい。
仕上げに柑橘系でも振り掛けてやるの。
脳味噌の皺の溝をいっぽんいっぽん拭き上げてやりてぇ。
そんなカンジで日曜日の昼下がり、目が覚めたら3時半でした。
ぼくをを激しく襲うこの頭蓋の痛みは 夕べの酒のせいに他ならず。




8時前からにっきゃちゃんとアジアンレストランでゴハン食べました。
安くて美味くて小洒落てるのにナニユエこんなに暇そうなの?
ってなカンジの店ですが本当に美味いんです、マジマジマジ。
ここがオープンして2ヶ月、未だに客足にイキオイが付かないのは
ひとえに場所のせいでわ無いかちら、つーか
場所以外に悪い所見当たらんってば、とか考えつつ
その場所つーのは宮崎市内の青空市場横丁裏手です。
宮崎市民にしかわからないでしょうが行けるモンなら行ってみやがれ。
名前はトレジャービーチカフェ、誰が何と言っても宣伝です。
イヤ、オーナーが嘆いていたので協力しちゃろっかなぁと。
調べ上げてのイタ電とかはしちゃイヤン☆




食事の後に立ち寄った店ではカラオケ一気大会が催され
カウンターに肩を並べる面々が 袖摺りあうも些少の縁ってなグワイで
オノレの得意な分野のカラオケメドレーを順に歌いまくり
間違えたら一気、自分のとこで歌が途切れても一気、
そんなこんなで学生のような宴を繰り広げていたトコロ
本当に珍しい事に にっきゃちゃんがサラリと馬鹿酔っぱらいに。
にっきゃちゃんが酔っぱらいになるなんてマジでめづらしい。
普通ならば泥酔してハイテンションになるのはぼくの役目なのに。
あ、オレは泥酔したら即寝するタイプか。
いつも世間様には迷惑をかけています、うぷぷ。




げらげらげら、と大声で笑いながら男子のイチモツについて熱く語り
隣りに座っていた男子を相手にR18街道をひた走るにっきゃちゃん。
素晴らしい。大人の女性はこうでなきゃねッ!とか思いつつ
人様が泥酔すると酔いが覚めるっつーのは世の常で
一足お先に飲み屋から立ち去ろうとするぼくに
オーナーである中野ちゃんが話し掛けます。
『最近さぁ〜、ヤマダはどうなったのよヤマダは』
ヤマダ?誰それ?ってなカンジで哀しく打ちひしがれ中でつ』
『日記も3日おきくらいだしィ、ヤマダの事書いてないしィ』
『もももも、NEWラヴ探して奔走中ってな状況で!』
あぁぁぁ これ以上つっこんでくれるな中野ちゃん。
叶わぬ思いは断ち切るしかないの。
そう言いつつ 週末の夜の街に出ると
人波にヤマダの姿を探すオレは馬鹿かしら。
ごみん、しばらくはまだ呪縛からは抜けられそうにないわ。




ハイ、ここまで書いたら想像付きますよね。
その後 カズ君の店に行ってみたんですよ。
ヤマダに会ったら困るもん、どんな顔していいかわからんしィ。
そんな台詞を吐きつつ シラフでは行かないカズ君の店ですが
やはり、夜の深まり具合とアルコホル量が正比例してくると
もももも、もしかしたらヤマダが居るかもしれニャイ、と
薄く期待を偲ばせながら足が向かってしまうの。
もちろんヤマダは来てねぇっつーのはご想像通り。
そんなにオレに会いたくねぇのかッ?
とか思いつつ ぼくを避けて回り道をするような
そんな人じゃないと思うんですけどね、って
オレはマジでまだ目が覚めてねぇんだよ、ほっとけ。




もういいあきらめた、とか呟きながら
そりでもヤマダの事を聞いてしまう駄目なぼく。
『ごめんなー、しばらくはぐずぐず言うと思うけど』
『そんなモンでしょ、ヤマダさん ホントにいい人やもんねぇ』
『いい人やったら何でオレに連絡してくれんとよッ?』
『知るかッ、オレに当たらんでよッ!』
カズ君に慰められながらバーボンを啜り
小さな情報を繋ぎ合わせてここ最近のヤマダを探ります。
オレ、女々しさマックス状態ってなカンジでつね。
いいの、酔いに任せてメランコリック街道驀進中よッ。




と そこに仕事帰りであろうユミちゃん登場。
彼女はぼくと同じ31歳なのでありまして
優しいとことか世話好きなとことか
イロイロいい面を多々持ってはいるのですが
一言で言うならばバッキリと嫌いなタイプなの。
ぼくや他の人が誰かについて語る度に
『あー、○○ね アイツ 私にはこう言うの』
『××やろ?あの人 私にはこんな事言ってたわ』
『△△はねぇ、私には色んな事話すからねぇ』

って、さも自分が人様から重要人物と思われているかのよーな
そんな勘違いップリを余すところ無く撒き散らし
そのくせクチが軽いので各方面に多大な迷惑をかけまくり。
もう誰もオマエなんか信用してねぇっつーの。
1度本気で小1時間ほどネチネチと問い詰めて
まわりが止めるくらいのイキオイでもって泣かせてやりたいです。
誰が許さなくともオレが許すってなカンジで。




『あそこの従業員は 私にはイロイロ話し掛けてくるとよねぇ、
人見知り激しい従業員の子が私とはたくさん喋るから
レジ係りの女の子も驚いてたくらいやとよッ!』

本日食事に行ったアジアンレストランの話をした途端
ぺらぺらと自慢気に語りだすユミ。
そうかぁ?オマエが暇な時間に行ってるだけやろ?
そう言いたい気持ちを飲み込みつつも
話がアジアンレストランの経営方針に飛び火してきたので
いい加減ウンザリして席を移動するぼく。
人様の経営方針を部外者のくせして部外者に語るなっつの。
つーかオマエはただの居酒屋の店員やろ、経営者じゃねぇやん。




『あー、ぐみ 何で向こうに行くと?寝ようとしてるやろッ?』
『イヤ あんたがうるさいから移動してみた』
『ヒドーイ!カズ君、ぐみがあんな失礼な事言いよるー!』
『んー、オレはぐみさんの気持ちに3000点かな』
不愉快な気持ちはますます脳味噌をクリアにさせ
ヤヴァイですよ、酒飲んでるのに眠くならんやん。
つーか誰かこの状況をどうにかしろ。
あー、誰か知ってるヤツ来ねぇかニャー。




と、偶然にもそこにアジアンレストランの従業員が。
こそこそと奥まったボックス席に座った彼らを
柱の影から貞子のような状況で驚かせてみるぼく。|_・)ソォーッ
『うっわ、ビックリしたぁッ!ぐみやん!』
『きししししし、驚かせてやろうと思ってやったっちゃもん』
『来ちょったっちゃ、こっち来て一緒に飲もうや』
『向こうにユミも来てまっせ〜〜、親友のユミちゃんが』
『しぃッ!言うなって、あいつがおるからボックスに来たっちゃが』
『ぶははははは、親友ユミちゃんのメンツ丸つぶれやん!』
他の女の子との合コンの席にまで
親友ヅラをして割り込んでくるらしいユミですが
今回に限りいつの間にか不機嫌モードで帰ってしまわれ。
『あら、ユミ いつの間にか帰ったみたいやっちゃけど?』
今までユミにかけられた迷惑の数々を面白おかしく聞いていると
あんなにも従業員との仲良しップリを自慢していた彼女は
一度もボックス席に乱入してくる事無くドロンです。
10年来の付き合いのオレら本人の目の前で
さっきオレに語ってくれたような親友ップリを見せてみやがれ。
知ってはいたけどやはり彼女もぼくが嫌いのようです。
優位に立てないと気分が悪いのは皆同じですが
ユミのくせしてオレと張り合うなっつーの。
ユミのくせして。これってヒドイ?
全国のユミさん ごみんなさい。




気づくと朝の8時でした。
世の中では既に日曜日が始まっている中
土曜日の夜の延長でしかない朝を迎えるぼくら。
31歳独身腐女子、そろそろ方向を改めた方が良くないかッ?とか
そういう事を考えつつも 心の1本柱に広がる思いは
一度も寝らずに夜を乗り切ったぞぃ!とユー
清清しい達成感だったりして。
何か人間として間違ってますか。




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