【復活!】ダイエットなDIARY
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2003年01月31日(金) 全巻

なんだか喉の奥のほうが痛い。

内股に沿って腫れっぽい感じがするので、これは熱が出る前兆であろう。



風邪をひいちゃうのか?インフルエンザか?


11月に熱を出したときに早々とインフルエンザにかかってしまったっぽいから、すでに抗体が出来ていることを祈ろう。


とりあえず試験や出席などを勘案して成績をつけて月曜には送らなければならない。



皮膚科へ行ってきた。

二週間間があいた。

ところどころ跡が残っているとはいえ、発疹はもうほとんど治っている。

薬も最初の一週間分を飲んでしまってからは飲んではいない。


さらに医者と話してみたが、やはり「何かのウイルス性」で、要するに「原因不明」だそうだ。

「そういうことがよくあるんですよ」とか言っていた。


頼りにならない医者である。


念のために塗り薬と飲み薬の両方を処方してもらう。

しかし、皮膚科の医者は安易にステロイドを処方しすぎだ。
もう一度出たら、医者を換えよう。







何せ風邪っぽいので、体力の回復を期すために寝ながら読書である。



遅まきながら笠井潔の『ヴァンパイヤー戦争』を読破した。
全11巻である。


中学生ぐらいのときに第1巻を途中で挫折したのだ。
アダルト・ウルフガイ・シリーズに比べると完成度の低さが鼻についてつまらなかったのである。

『ヴァンパイヤー戦争』はカドカワノベルズ版が物置に3巻まであった。

休み中に読み始めたのだが、今度はすんなりと読み進めることが出来た。


で、3巻目から面白くなりだした(笑)。


しかしとっくにすべて絶版していて手に入れるのに苦労した。
ネットでも検索しまくり、BOOKOFFをはじめ、手近な古本屋にも足を運んだ。

特に、3巻までは自宅にあったので4巻から11巻のみ必要という条件も探すためには悪条件だ。
全巻揃えとかの方が古書として流通するので手に入りやすいからだ。


そうした本探しも、昨日、帰宅したときにやっと最終巻が届いたので終了した。


カドカワノベルズは新書版であり、その後文庫も出たのであるが、いずれも絶版だ。


現在では作品者というところが豪華本として出版していて、これは入手可能である。
しかし、1冊5千円以上もするのでコレクターではないオレとしては買う気はない。

そしてもうひとつの理由が、挿絵作者が新書版、文庫版それぞれ違うのことである。

新書版は生頼範義氏の挿絵で、オレは世代的にこの人でなければダメなのである。
それに笠井自身のたっての依頼で生頼氏にお願いしたものらしい。



調べている過程で、このシリーズには外伝のようなものが同じカドカワノベルズから3冊でている。

これは文庫化されていないらしいが、これもすべて入手した。






それにしてもBOOK OFFは古書の値段を崩壊させている。

よっぽどの稀購本以外で、年数を経過しているものは、100円均一とか200円均一になっている。


このシリーズ、古書店によっては1冊800円以上の値がついているところもある。

今回、BOOKOFFでは4冊ほど購入したが、すべて100円だった。
状態もよく、初版本である。




さて、このシリーズであるが、未読の方は、まずそれ以前の古典から始められることをお勧めする。

内容は「SF伝奇バイオレンス秘境アクション冒険小説」とかいうカンジで、作者が好きないろいろな小説の要素をすべてぶち込んだような作りだからである。


『幻魔大戦』以来、遠い世界に行ってしまった平井和正であるが、彼のアダルト・ウルフガイ・シリーズあたりから読み始められることをお勧めする。




残るは外伝3冊だけなのでこれもここ数日中に読んでしまうだろう。

その後は昨年出た最新作である『オイディプス症候群』が待っている。







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