【復活!】ダイエットなDIARY
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2001年01月26日(金) スリッパと商売上手


最近、旅行準備日記になりつつある。
ヨーロッパへ行くのであるが、岩倉使節団ではないから当然、飛行機にのる。

チケットは当然エコノミーで、狭いのでかなり不愉快な環境である。
機内は禁煙であるが、それは別にかまわない。
ニコチンやアルコールの中毒というものは、「永遠に」やめることは出来ないが、決められた時間ならやめることができる。
三日とか、一週間とかの期限付きならなんとかなる。
だから10時間ぐらいなら我慢できちゃうのである。


だが、他にガマンできないものがある。
靴だ。
飛行機に10時間ぐらいのっていると、当然靴を脱ぎたくなるのである。

ドイツは南部だからいいが、イギリスでは寒いところへも行くので、ホーキンスのトレッキング・ブーツを買った。
ゴアテック仕様であるからムレは少ないのであるが、くるぶしの上までくるブーツなのでずっと履いたままではいられない。
ただでさえ狭い座席は不愉快なのである。

しかし、靴を脱いでそのままというわけにもいかないのでスリッパが必要になる。
これは欧米のホテルなども同じで、バスルームとベッド以外では靴を脱がない習慣であるので、スリッパを常備しているところは少ない。

で、旅行用の携帯スリッパを色々と探した。
近所のスーパーやホームセンターでもあることはあるが、24センチ以上の男性用はデザインもよくないし、折りたためるものが少ない。

途方にくれたオレはネットで探した。
ネットにもいくつかあった。
しかし、近所で売っているのと大差ない製品が多い。

やっと見つけたのが使い捨ての紙製のスリッパである。
最近ではホテルなどでも使用されているやつの携帯版だ。

不織紙で出来ているので丈夫で軽く、使い捨てなので衛生的である。
しかし、そのホームページは、デザインといい、他の商品といい、なんかあやしげである。
生牡蠣なんかも売っていて、何の店だかよく分からない。
携帯用スリッパも一つ180円と書いてあったり、190円と書いてあったりする。
商品名も「トラベル・スリッパ」と書いてあったり、「モバイル・スリッパ」と書いてあったりする。
1ダースで2160円で販売しているようだが、プルダウン・メニューにはそんな選択肢はなく、6足セットで1140円というものしかない。
計算すると、1ダースでは1足180円であり、6足セットは190円になるので、やはりちがう。
そして、代金引換の宅配便で送ると書いてあり、その料金と消費税は別となっている。

住所をみると松戸だったので、電話してみた。
多分60代であろうオッサンがでた。
「ネットでみてそちらの商品を注文したいのですが」
「は?ああ。何を?」
「携帯用の使い捨てスリッパなんですが、在庫はありますか?」
「ああ。あー。あれね。あれはいいですよー。軽くて、耐久性もある。重さなんかも測れないほどだよ。なんに使うの?」
「・・・・旅行です」
「旅行?」

ここでオレは口調を庶民ヴァージョンに切り替えた。

「ほら、どうしても飛行機だとねー。靴が脱ぎたくなっちゃうんだよねー」
「わははははは。ああ。そう。でも最近の人は歩かないから、それが原因で病気になっちゃう。今、問題になってるでしょう?」

どうも会話がかみ合っていないようだったが、かまわずに話を続ける。

「で、納期はいつになります?ここは佐倉だから早く着くんぢゃないかなあ」
「佐倉?千葉県の?」
「ええ」
「そりゃあ、いいところだ。伝統があって」

ええ、佐倉城址があって、と言おうとしたが、オッサンがそのまま続けた。

「長嶋とかねー」

もちろん巨人軍の長嶋は佐倉出身だが、一体何の伝統なのだろう。野球か?

「で、在庫と納期は?」
「いくつ必要なんだい」
「個人の旅行だから少なくていいんですがね。でも一足二足では、そっちも商売になんないだろうからね」
「わはははは。そりゃそうだ」
「ホームページにある6足セットで」
「ええと、色は?」
「色?」
「全部で6色あるんだ。テキトーにみつくろってやるよ」

確かにホームページを見直してみるとホワイト、ピンク、シルバー、ブルー、ツートンなどと書いてある。
ツートンは何と何のツートンなのかわからない。
しかし訊かないことにした。

「ピンク以外の5色で」
「ピンクもいい色だよー」
「いや。ピンクは使わないから」
「テキトーにみつくろって送りますよ。宅急便でね」
「ピンク以外でね」
「ぢゃあ、詳しいことはホームページにあるから、メール入れて」

といっていきなり切れた。
詳しいことがよく分からないから電話したのだが、仕方ないのでメールで住所や色の指定もして送信した。
返信がすぐにあるかと思いきや、ちっとも来ないので、オレはウォーキングに行った。

ウォーキングの途中、携帯でチェックするとメールが来ていた。
以下に、そのメールを掲載する。

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Re: 携帯用スリッパの件

お電話&メールありがとうございました。
hpにあるように、
1ダース2160円+900円(諸経費)=3060円。
ヤマトコレクトサービス(代金引換)で、
今日発送できます。明日到着。
ピンクもいい色のピンクですのでいろいろ取り混ぜて発送しますが・・・・・・。
これでよろしいでしょうか?
バックメール待ってまーす。
あなた様のアドレスを教えてください。
余談ですが、大学の入試に使用するので
1500足納入しました。
また、わが故郷の広島の牡蠣が1年中で1番美味しい時期です。1月から2月の初旬
にかけてが。
身がしまってて、粒は大きくて・・・・・・。
1度試してガッテンしてください。
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どうなんだろう?このメールは?
6足セットで色まで指定したのに、結局1ダースでしかもピンクを取り混ぜて送るらしい。
プルダウン・メニューも色指定も無視である。
どうしてもピンクを送りたいのだろうか?
「バックメール待ってまーす」とは、あまりにもくだけた表現ではないだろうか?
女子高生か?
しかも、その直後には「あなた様のアドレスを教えてください」などと書いている。
アドレスが住所であるならばそれは先にメールに書いて送っている。
その後の「余談」もすごい情報である。
最後の「1度試してガッテンしてください」にいたっては、絶対ガッテンしたくないと決意させるほどだ。

オレは、反論する気力も失せ、すぐに携帯から「OKですので発送してください」との返信を送った。

すると、その直後、相手からまたメールが来た。
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お待ちしてましたが
ご返事が来ないのです
明日の発送で明後日の到着になります
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最初のメールから30分もたっていない。
それくらい待てんのか?!
そして同時にオレの返信も受け取ったはずであるにもかかわらず、それに対する返信がない
オレはしばし、印旛沼の湖面を眺め、力なく立ち尽くしていた。
頭の中では、「12足もの携帯用紙スリッパをどうするのか」とか、「ピンクなんか使えねーぞ」とか、「生牡蠣まさか送ってこないよね?」などの想念がぐるぐると回っていた。

ここまでが、一昨日の話だ。
そして、昨日一日何の音沙汰もなかったが、今日、メールが来ていた。
--------------
おはようございます
昨日発送しました
ありがとうございました
--------------
おいおいおい!昨日?それって、今日届くってことでわ?!
そりゃあ、あんたはおはようかもしれないけどさー。

午前9時には宅急便から電話があり、荷物が届いた。
代引で受け取る。やはり3060円だった。
ふと商品名の欄を見ると「モバイル・スリッパ15足」とある。

ん?15足?

あけて見ると本当に15足の携帯用スリッパがあった。
色は適当に取り混ぜてある(笑)。
3足サービスってことか?
これだと一足あたり144円の計算である。
「そうかー。ピンクの分はサービスなのか!」と、あやうく「ガッテン」しそうになったが、数えてみるとピンクは2足しかなかった(笑)。



※その後の情報はブログ版にて更新中。カテゴリーは「携帯スリッパ」です(笑)。






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