unsteady diary
riko



 ちょっといい話


今日はバレンタインデーだそうな。
一年前の今日は、どこかのエントリーシートの締め切りだったな。
そして今日は、ここ一週間ほどの寝不足がたたって、起きたのは日暮れだった…。
関係のない人間には、そんなもんさ。


昼にブラピのくっだらない映画をやるって聞いてたから、
どれだけくだらないのか、一応見るつもりだったのに寝坊しすぎた。
ちなみに、バレンタイン合わせの放映だと思われる。
だって…「ブラッド・ピットの君にメロメロ」っていう位だし。
ちなみに、セクシーコメディだそうな。
邦題だけこんな姑息なタイトルらしいけど、このセンスだけでもある意味怖いもの見たさで見る気にさせられるかも。(爆)
去年のバレンタイン頃に放送したものの再放送らしく、狙いすぎだよテレビ東京。
でもマニアックな映画を流してくれるから、割と好き。>テレ東
B級C級のくだらない映画でも、それはそれで面白いものもあるからなあ。


バレンタインの思い出。
小学校の頃は、クラスの男子3、4人に100円チョコをあげるのが習慣だった。
まだ自分を嫌いじゃなくて、自信過剰で、だから変な壁もなくて、
あまり緊張もせず、義理チョコに近い感覚で仲のよい子に渡してた。
むしろ本人たちのお母さんに受けがよくて、話し込んでお菓子もらったりしてたっけ。(笑)

小学校低学年で、いつも隣の席だった自転車屋さんの息子・N君は、
悪ガキで、授業中よく先生に怒られて、罰としていつも机を前に出されて、それでもへらへら笑ってみんなを和ませてしまう坊主頭の男の子だった。
漫才コンビと言われるほど私と仲がよくて、友達としてチョコを渡しに行ったのだけど。
なーんも言わずに真っ赤になって、ひったくるように逃げられたんだった。
でも半年くらいたって、授業参観のときに、N君のお母さんがうちの母に
「いまだに包み紙とリボンを大事にとってあるんですよ」って。
なにげなくあげた、たった100円の市販のチョコ。
それでも、そんなに大事にしてくれたなんてもったいないくらいで、
でもちょっと嬉しかった。
うん。
その頃は小学生で、(性別が)女の子にもらったというだけで喜んでくれたんだと思うけど、今なら、女の子のなかでもランク分けがあって、チョコあげても気持ち悪がられそうだ。
…だから私は、義理チョコでさえあげなくなったんだけど。
何年になるかなあ。
そういう風に、素直に自分を出せなくなって。

一年でもっとも、女の子が強くなれる日。
チョコレート会社の陰謀だってわかってても、
義理チョコが本当に義務になるのは金銭的に辛いだろうけれど、
誰かに「嫌いじゃないです」って言える日があるのは、
いいことのような気がする。
恋愛じゃなくても、好意を示せるって気持ちがいいじゃない?
嫌いな相手に渡さなくちゃいけないなら、本末転倒だけどさ。

2002年02月14日(木)
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