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■ とある懇談会
内定者、初顔合わせの日である。 女しかいないので、とにかく華やかだ。 1割くらいしかカラーリングしてない子がいないくらい。 ホント壮観だよ。(笑) 内定者懇談会っていうのは、仮に既に染めちゃっていても、また黒く染め直して出るものだと、他の友人たちからは訊いてたんだけど。 それをしないでも来られるのが、社風ってことなのか。 少なくとも、無理に良家の子女風黒髪にさせるような企業より、 よほどいいとは思う。
もう一つ特徴的なのは、とにかく明るくて元気で気の強そうな、 個性的で、ともすればクセのある女の子が多かったこと。 自称“酒豪”も多いし。(笑) 変な趣味を熱く語る子もいたり。 お仕事するようになるのに、 「遊びが大好きで皆と遊びたい」なんて主張する子もいる。 まるでサークルのコンパのノリで、皆わいわいとおしゃべりをする。
その後、壇上で自己紹介をしていったのだけど、 私は、しっかり笑いをとった。 月並みなモノじゃ覚えてもらえないと思ってさー。 だけどその後に続いた人たちからは、 「みなさんとおともだちになりたいでーす」なんて かあいらしいコメントも飛び出すし、 もっと大人しくしとくべきだったかなあ、なんて思ってみたり。 後悔先に立たず、なのだ。
楽しそうに見えるかもしれない。 実際、楽しくなかったとは言わない。 もっと悲惨な結果も想像していた。 だから、結果は悪くない。
ただ、コミュニケーションのとり方の上手下手がはっきり出るから、実はかなり辛い集まりだったのは確かだ。 自己PRの達者なタイプって、ほんとーに上手いの。 真似できるモノじゃない。 自分から積極的に誰かに話し掛けて、輪のなかに入って 自分はここよ!ってユニークなアピールをしてゆかないと、 なにも始まらない。 シビアな世界。
メールアドレスなどを交換しあって、 お互い顔を一致させようと、頑張ってみたわけ。 住んでるところや大学の話なんかが話題になりやすく、 「どこだったの?」と訊かれて答えたとたん、 珍獣扱い。(苦笑) 「らしくないんだけど…」という言葉を付け足して、 どうにか「らしくない自分」を印象付けようとしている自分が いつもながら卑屈だなーと思う。
同じ大学の人間としか付き合っていないのと、 ふだんは味わうことのない、レッテルの貼られ方。 なにかのキーワードで私のことを覚えてもらえるなら、 どんな情報も特なことだと、思えるようになれればいいんだけど 現実には、割り切れない。 レッテルとは似ても似つかないこの自分に、 そのうち慣れてもらえるだろうと、自分に言い聞かせる。 そんなことで敬遠されるのは、絶対に避けたいのだ。
けっきょく、素の自分の根暗&気弱な部分をカバーするために、 必要以上に蓮っ葉なはしゃぎ方をすることになってしまった。 それなりに効果はあって、ある程度仲良くなれたとは思うんだけど。 無理にテンションを上げて周りに合わせている、 カメレオンな自分に嫌気が差して、 どっと疲れてしまう自分がいる。
それでもなんでも。 まったく別の世界で育った人たちと、 とりあえず社交をする必要性がある。 サボるわけにもいかない。 頑張らなくちゃならないと、改めて思う。
ともかく、今日が終わったので、 久しぶりにアップルグリーンのマニキュアでも塗ろうかな。 それだけは嬉しかったりする。
2001年07月18日(水)
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