unsteady diary
riko



 最後のタコ分析メールかな。


まだたまに日記をちゃんと読んでくれてる人もいるようなのに、
しつこいネタでごめん。
もはや、ここは自分のメモ帳になってるんで。(笑)


その人とのつながり方の違いで、タコ分析の中身もずいぶん違ってくる。
彼女とは、わりと浅めの付き合いなので、
そのぶん、私の悪いところ(浅く付き合うとどんなふうに受け止められるか)がちゃんといっぱい見えているから、参考になる。
世の中の大部分のひととは、私は浅く付き合ってゆくわけなんだから、
いくら仲のよい好意的な友人には認められても、
こういう声のほうが、実は重視しなくちゃならない気もする。


■第一印象
実はこれが一番難しい質問かもしれない。
微妙に記憶が入り組んでいるからねぇ。
ただ、初期のrikoという感じで言わせてもらうならば
おとなしい人だな、と。
口数が少なかったからどんな人か推測できなかったし。
だから必然的に外見とかしぐさで中身を想像してた。
その結果どっちかって言えばひっぱられたり、受身が
多い人ではないかと思った次第です。
 

■話してるときの印象
唐突だけど最近変わってきたよね。
昔はほんとに聞き手になることが多かったし、自分のことを
話す時には自信なさげだったことが多かったと思う。
わかっているけどどうしよう、みたいな感じかな。
頭で考えてそれで一杯一杯になっていて、行動になかなか
移せないことがもどかしいのかなって思っていた。
だからこっちとしてもアドバイスするような感じになって
上下関係じゃないけれど妹みたいな感じを持っていたのは事実。
今は週に1回しか会っていなかったわけだし、以前ほど深い話を
しているわけでもないけれど前よりは言いたいことを自分の言葉で
いえるようになったような気がする。
それに最近話している時にはちゃんとがんばったり考えたり
しているんだなってわかる。
一生懸命しゃべるほうだし、やっぱりにじみ出る人格みたいなのは
伝わってくるから印象は悪くないよ。
ただ就職の面接を想定してちょっと付け加えさせてもらうとするなら
もっと声を出した方がいいと思うし、焦っていろいろ言おうとして逆に
混乱しちゃうところはもう少し落ち着いたほうがいいかもしれない。
あ〜、あと最近は少なくなってきたけどなんか弁解するような
口調が少なくないような気もするんで、それは面接で気をつけたほうが
いいと思うよ。ちょっと自信なさげに見えちゃうし。


■イメージ
周りと自分の働きかけ次第でどこまでも変わっていけるような
今はまだ硬い花のつぼみってとこかな。(笑)
なんか変な表現だけれど、でも高い能力とステキな人間性を
持っているとは思うから。
おとなしめに見えるのは仕方ないし、でもその印象はどうせ
変えられるものなんだから。


■長所、短所
長所:素直なところ、努力ができるところ。
短所:自分から色々とかかえこむところ、自分から行動することが少ないところ。
ただ、長所と短所は表裏一体なもんだからねぇ。
例えば自分から行動することが少ないって言われたとしても、他の人を
尊重しグループの協調というものに気を配れるとも言えるし。
短所を短所と思わせないようにうまく書いておくれ。(笑)


■合いそうな仕事
こつこつやったり、いろんな人と協力しながらやっていくことは
合っているような気がする。
むしろ合わなそうな仕事だけど、ノルマに追われたりする営業とか
自分の発案とか企画を重要視されるようなとこはつらいかも。
多分できなかったときにものすごいストレスを感じてしまうんじゃない??
それで余計に苦しいほうに流れていってしまうような気がするんだよね。


■一緒に仕事がしたいかどうか、その理由は?
やる仕事によると思う。
あたしは教育業界の就活しかしていないから、他の業界を想像することは
なかなかできないんだけど。
ただ教育業界で言うとしたら事務業務とか教材作成とか、生徒のケアとかを
一緒にしたいと思えるような相手ではあると思う。
一方で例えば教室の運営とか、よりよい教育方法を考えていく立場のときとかは
どうなるかわかんない。
一緒に協力する仕事ではうまくできそうだけど、がんがん自分から
働きかけていく場ではrikoが耐えられるのかどうかわかんないから。

おわり


最後の文章の、自分で発案してゆくこととか、率先して動くこととか。
きっときっと、できない…と思う。
でも、たいがいの企業の総合職は、もちろんそういう能力が要求される。
そしてまた、私自身、クリエイティブな仕事がしたいという気持ちも、なぜかある。

だが。
そのために不可欠な、自分から働きかけてゆく場で、はたして私が耐えられるのか。

この彼女からの問いかけは、いまの私自身が自分に問いかけてるもの。
答えはほんとうはすでに出ているような気もする。
無理だ、無理だ、という声がしていて。
いまのところ、まだ受け入れきれていない感覚。

体力がなくて、我は強いけど、でも地道にこつこつ与えられた仕事をやるしか能がなくて、それでもひとりで生きてゆこうとしたら…?


先日、電車のなかで中学時代の友人に数年ぶりに会った。
彼女は、自分には何かを創出したり、自分から働きかけたりすることができないタイプだから、こつこつ努力することでしか仕事はできないから、と自己分析をしていた。
だから当然一般職狙いよ、と言うのを聞いて、私は耳が痛かった。
結婚するから、一流企業なら一般職でOKよ、という別の友人の声には、
まったく揺らされなかったのに。
これは、効いた。
また迷いだしてしまった。

彼女はすごく努力家で、生真面目が服着て歩いてるような人だ。
努力するし、私より体力だってある。
平安時代とか、マンガとかが好きで、国文科に行ったのだけど、
それなら例えば出版とか考えないの?って聞いたら、
「私には無理に決まってるじゃない」…だってさ。

性格は全然違うけど、(っていうか、私よりはるかに積極的だし、気も強い)
向いてる仕事という意味では私と似ているだろう彼女が、
迷いもなく、そう言い放ったのだ。

人は人、私は私、とは言い切れなかった。
たいした考えもポリシーもなく、それなのに漠然と総合職だとかいまだに本に携わりたいな、とか言ってる自分が、いかに無謀か、思い知らされたようだった。
そうやって自分自身が、能力を信じきれないのに、
私のナニを信じてくれ、ってアピールできるだろう。
ちくしょーっ。


時間をかけていいんだよ、ちゃんと悩みなさい、という周囲の声が。
頭ではわかっていても、
体にはちっとも染み込んでこなくて、それが辛い。

2001年03月06日(火)
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