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月組バウとオフ会
2004年04月25日(日)

昨日は月組バウ。
今日は指輪の鑑賞オフ会に行ってきました。
移動に体力消耗して今はぐったりです。

********* 月組バウ「愛しき人よ」

まず月組バウですが
「ヴィンター・ガルテン」の悪夢再び…
という感じであまりにも話運びが唐突でした。
プロローグとショーとエピローグだけで
いつまで経ってもお芝居が始まらず
思わせぶりな伏線は至る所にあるのに
その説明や謎解きは一切なく
進めば進むほど、クエスチョンが増え
頭の中のハテナマークに邪魔されて
出演者の熱演にも集中できませんでした。
キリヤンは、素晴らしい役者だし
なんでもこなす実力派だけど
齋藤作品独特の耽美的世界観は
持ち味が合わないというのもあったと思います。
「巌流」がそうだったように
脚本がイマ一歩でも
演出やイメージがハマってさえいたら、
それだけで客席を感動の坩堝に陥れ
名作であると納得させてしまう
齋藤マジックが起きることもあるのです。
でも今回は、客席を納得させ
感動させる要素があらゆる面で
あまりにも弱かったと思います。
キリヤン復帰主演作だというのに…
齋藤先生、ナチスものは
鬼門なのではと思う今日この頃…。
けれど、劇的な展開や
ドラマティックな台詞
耽美的なシチュエーションはやはりさすが。
いっそのことこれをショーにしてしまったら
名作だったかもしれないと思います。
舞台も年代も近い「異邦悲恋」と
こないだ花組でやった「SAVEGE-K」を
混ぜ合わせたようなショーになりそうで
観てみたいです。
齋藤先生、脚本をちゃんと
繋がるように書いてくれないと
いつまでたっても本公演で
お芝居デビューできないじゃないか〜〜(泣)。
色々辛口を書いてしまったけど
基本的には齋藤作品が大好きだから
余計にもどかしく思ってしまうのです。


********* オフ会

熱心な「LotR」ファンだけで
スクリーンを借り切って
好きな時に好きなだけ
歓声と拍手をして
思い切り映画を満喫しよう
というテーマの元で開かれた
オフ鑑賞会でした。

まったく知らない人たちの中に
一人で行くのは不安だったので
迷いましたが「どうせするなら
行った後悔より、行かなかった後悔」
というなおちゃんファンの方に学んだ教訓を
思いだし、決意して良かったと思います(笑)。
後悔どころか二度とないようないい体験でした。
企画を立ち上げ、とり仕切って下さった
有志の幹事の皆様はほんとうに素晴らしいと思います。

3時間半、ただ座って画面を見て
お互い知り合いでもなく
語り合うわけでもないというのに
初めてあった人たちの気持ちが
1つにまとまるのは感動でした。

ちなみにかけ声は
フロドがゴラムの計略にはまり
サムに「ゴー・ホーム」と言うところで
「ふろどのあほ〜」
また、執政のデネソールが息子に
「兄の代わりに弟のお前が代わりに死ねば良かった」
と言って息子を死地に追いやるシーンで
「おやぢのあほ〜」
というものでした。
関西系つっこみという感じ(笑)。
泣けるシーンなのに笑えてしまったです(^^)。
全体的に和気藹々とした会場だったので
最後まで泣かないかもと思っていたけれど
やっぱり最後には泣けてしまう「RotK」。
これで7回ぐらい観たことになりますが
すべての回で泣いているなんて
自分としては前代未聞です。
そもそもこんなに同じ映画を観ることもないし。

それにしても、
名場面での喝采やかけ声、
エンドロールでの温かい拍手は
まるで、さよなら公演の
千秋楽を観ているようでした。
ただ、舞台を観て拍手する場合は
いつもその役者さんの演技に
感動して拍手するのですが
今日スクリーンに向けてした拍手は
役者さんの演技というより
スクリーンの中で生きている
「LotR」の登場人物の生き様そのものに
向けての拍手だったと思います。
「指輪」の世界を愛し
理解している人たちの中に
いられたからこそ、こんな特別な感覚を
味わい共有することができたのだなと思いました。

うまくいえませんが、
ほんとうに指輪の世界に
入り込んで観る事が出来たので
フロドが最後に西へ旅立ってゆくシーンでは
いつにも増して、決別の哀しさと終わりを実感しました。
そして、それはまた三部作の最後
「王の帰還」の上映ももうすぐ終わり、
来年はもう新しい「LotR」を観ることもないんだ
という現実の別れや終わりとも重なりました。

指輪のキャストたちが日本の増上寺イベントで
プレミア活動の最後を飾ったかのごとく
このオフ・イベントが、わたしの中の
「LotR」フィナーレのセレモニーでした。

といってもまだ前売り券が余ってるので
あともう一回は観ようと思ってるけど…。



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