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今日は終戦記念日
2003年08月15日(金)

夏になったという実感をたいして味わわないまま
八月も後半に突入します。

口の中が傷だらけで大変気持ちが悪い…。
なにか気を紛らわすものがないかしらと
思うのだけど、全神経を集中させずには
いられないような興味ある出来事がないなあ…。

まず週末の出来事を書きます。

先週末は梅コマで上演している
「キスミ」にかけて
再び宝塚を観に行ってきました。
午後は宙組バウ「八犬伝」。
午前は星組「王家」これは2回目でしたが
また涙してしまいました。

出演者の隅々までがこの作品を気に入っていて
それぞれ演技を工夫しているのが分かるのは
観ていて本当に気持ちが良いし感動も一入です。

気づいたのですが、
エジプト人に惨殺されたり
テロで自決するエチオピア人は
みんな目を開けたまま死んでいるんですよ。
みんな客席を凝視したまま死んでいるんです。
特にケロちゃんは迫真の演技で
本当に気味が悪いです。さすがですね。

エジプト軍によるエチオピア人惨殺のシーンは
銀橋で歌うラダメスの向こうの本舞台で
スローモーションによって行われるのですが
片足を持って引きずったり、顔面を刺したり
5、6人で一生に何度も突き刺したり
かなり惨い殺し方を、
見通しのいい階段状の舞台から
スローで見せているため
惨さがより強調されています。

戦争って惨いですね。

どんな悪人とはいえ
同じ人間を殺すという
最大の悪事を意図的に犯すなんて
そう簡単には出来ないと思うのです。
人間は弱いから、悪の誘惑に負けますが
大罪を犯せるほど強くもないから。

じゃあどういう時に
それは行われるのかというと
罪の意識がないからこそ
そんなことが出来るのですよね。

戦争とは
暴力や人を殺すことによって
欲しい物を奪い合う事だけど
なぜかそれは正統なものと認識されているから
戦争だから仕方ない、
家族や国を守るためだから
と自分を納得させてしまえる。
宗教もまた、本来はそういうものではないのに
人殺しする人に勇気を与える力になってしまいます。

戦争の中で
宗教戦争が一番悲惨で
残酷で、尾を引くものだ
という話を聞いたことがあります。
十字軍とか、ジハードとか、ジャンヌ・ダルクとか…。
旧約聖書に書かれている話にも
やっぱり神の名によって戦争が行われています。

隣人を愛しなさいという教えや
平和を祈る、という気持ちが
人殺しに結びつくなんて
とても不思議です。
人間の誰しもが陥るかもしれない
落とし穴なんでしょうね。
人間の心は不思議です。
人間らしさってなんなんだろうと思います。

余談だけど
大学の頃、文化人類学で
「好戦映画としての『スター・ウォーズ』」
というとても面白い講義があって
今でもそれはよく覚えています。
その先生によると
戦争の是非についての議論は別として
戦争には7つの魅力があるのだそうです。
1つは、所属の欲求が満たされる。
2つめは、自己実現ができる(自分がいかに重要かを証明できる)
3つめは、他者との一体感がもてる。
4つめは、歴史に参加できる。
5つめは、死の恐怖と危険による体験を純粋化できる。
6つめは、圧倒的な巨大さ力強さの体験。
7つめは、ゲーム的楽しさ。
この7つの要素をすべて実現したのが
「スターウォーズ」のルーク・スカイウォーカーだそうです。
敵をファシズム的に、味方を民主的に描き
戦いのシーンでは決して血を見せない
という理想化された戦争がそこに実現されているのだとか。
なるほど〜、と思いました。



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