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レッツ・ボジティヴ・シンキング…。
2003年07月06日(日)

歯を抜いた…
痛かった…
いや、麻酔が効いていたから
痛くはなかったけれど

辛かった…。

歯医者さんと助手の人は
患者を心配させまいと
いつもより明るい口調で
会話をされていました。
しかし、わたしの上の歯を
ペンチで抜くときに
「ボキン」と音がして
歯が折れてしまいました。
その後色々歯を削ったりレントゲンを
撮ったりされていたようですが
その間、歯医者さんの会話が
より一層明るい口調になっていたのが
わたしの不安を煽ったのでした…。
残った根っこは、そのまま
残すことになったのですが
骨を削ったため
副鼻腔に通じる穴が開いたそうで
あれからここしばらく
わたしの鼻はなんとなく違和感…。
とっても心配だけども
それも心配することはないらしい。
信じてます!歯医者さん(号泣)!

歯を抜いた後
ほんとうにとても疲れてしまって
麻酔で口も閉められない変な顔だし
わたしはこれで良いんだろうか
これから先やってゆけるんだろうか
と惨めな気持ちで一杯でした。
ここまできたらもう自分がどれだけ
前向きな気持ちになれるかの訓練ですね。
その課程は辛いし長いけど
全体として観れば病気と闘ってる訳じゃない
極めて前向きなことなんですよね。

…と、自分を諫めつつ…
千秋楽が終わってから
なんと2キロくらい
太ってしまったことに気づきました。
ストレスですね…。
口に何か入れてないと気が紛れなくて。
なおちゃんがいない今
一体何に気を紛らわせたらいいのか。
とりあえず、ダイエットか…。
耳ツボダイエットなんてどうだろう
と考える今日この頃。

宝塚も観なきゃ。

今一番観たいと思う公演は
博多座「鳳凰伝」…
かなみちゃんの役替わりと
いづみちゃんのタマルを観たいんです。
いづみちゃんはアデルマキャラだと
思うんだけど、抜擢ですよね。
でも九州は遠い…。
CSで放映されるの待ってよっと。

なおちゃんの出ない公演を観たら
やはり淋しくなるのでしょうか…。
その昔「浅茅が宿」を観た時のことを思い出します。
タイトルからして、泣けてしまう
マリコさんファンには試練の公演でした。
じゃぁ観なきゃいいのに、という感じだけど
それでも観るのはやっばり宝塚が好きだからですよね。

コウちゃんがロングインタビューで
言っていたけれど
外部で女役をやるときは
「自分は、男役じゃない。
 男役をしたことのない
 普通の女の人だ」
という強いマインドコントロールをかけて
演じるようにしたのだそうで。
それに習って、わたしは今度宝塚を観るときは
「今のわたしは、なおちゃんファンじゃない。
 宝塚のファンなんだ」
と思うようにして観ようかな。

ご贔屓さんがいると
そりゃ宝塚生活はより楽しいし
その人がいるだけで
どんな駄作だって(^^;)目が離せなくなります。
その人が現れただけでモノクロが極彩色に…くらいの
ドラマティックな感動があります。
でも反面、世界が
ご贔屓さん中心に回り
関心が偏るあまり
周囲に振り回されてしまうんです。
周囲との比較、様々な情報etc.
自分の中の邪念が膨らんで
しなくていいような
辛い思いすることもある。

奇しくも、マリコさんにハマっていたころ
そうやって1人の人にハマることについて
今と同じことを考えてたのでした。

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  「ラ・ヴィール−ハマるといふこと−」 佳良乃

  ♪ラ・ヴィール 夢を織りなす魅惑のステージ
  ※「ラ・ヴィール」より

 と、歌われる、生徒さんの華麗な舞台を見て
 「ハマる」という体験をしたことがあるでしょうか。
 好ましい、とか、非常にすき、とか、
 そういう表現を遙かに超えたもの、
 「ハマる」ということは、ほんとうに不思議ですね。
 まさに心のあるスペースにパズルみたいに
 ぴったりハマってとれなくなってしまう現象のような気がします。

 誰かをとても好きになるのは、いいこと(^^)
 とわたしは基本的に思うのですが、
 実際自分がハマり街道を歩んでみて
 「イヤ、きれいごとばかりではないな」
 と思ったりもしました…。

 まず、ハマっていない人が
 指摘するその生徒さんの難点が、
 なかなか見えなくなってしまいます。
 なにをしても、なにをしなくても、
 う〜かっこいい、、、あ〜うつくしい、、、
 恋は盲目…(^^;)。

  ♪マインド・ハンター ガイ
  心を奪え! 心を奪え!
  ※「白夜伝説」より

 そう、まさにその人に
 マインド・ハンテイングされてしまうんです。
 その瞳を観ているだけで、ベビに睨まれたカエル…
 っていうのか…うーんたとえがヘンですね(^^;)、
 とにかく観ているだけでもう満足。

 そして、たとえば、
 第三者がべつの誰かを ほめる場合に
 自分の好きな人を悪い方の引き合いにだされたり、とか、
 そういうちょっとしたことで、
 非常に傷ついて涙したりしてしまう。
 もっと極端には、自分と同じように
 ハマっている人がたまに別な人を
 手放しで誉めたりすると、
 「なんで?なんで?うらぎり者ぉ」
 と、つい感じたりする!
 結婚してるわけでもないのに
 いったいなにを裏切るというのだろうか…(^^;)。

 さらに極端には、
 別な人にハマっているはずの人が
 自分の好きな人を急にものすごく
 誉めちぎりまくってくれたりすると、
 「ハマってもいないのに、なんだかそれ、ウソっぽいわ」
 なんて、つい感じたりする!
 そんなこといちいち干渉するなぁ、…ですよネ(^^;)。
 自分勝手、と、よく分かってはいるけれど、
 直感的な心情としてそうなってしまうのです。
 たまには自分だってそうなクセに…。
 ハマるのって、ある意味
 感覚が麻痺しているようで
 異常に繊細になっている部分もあるのだと思います。

 チケットがうまく手に入らなかったり
 なにか当てがはずれたりすると、
 いてもたってもいられないくらい
 くやしくて哀しい想いにとらわれてしまう。
 いくらハマっているからといって
 どうしてなにかある度に、
 いちいちこんな不幸な気分を味わわねばなるまいの!?
 な〜んて、悲劇のヒロインみたいになってしまったりするんです。

  「そうしてみなで笑うがいいわ!
  こんな想いをするくらいなら、
  いっそ死んでしもうたほうがましじゃ…」
  ※「浅茅が宿」より

 そう、こんな不自由で苦しい想いをするなら
 ハマらなければよかったよっ(>_<)、と思いながら、
 それでも観ることをやめられない。
 だってとてつもなく好きなんだもの〜!

  ♪あなたがいるから 哀しくて
  あなたがいるから 苦しくて
  あなたがいるから 生きていられる
  ※「仮面のロマネスク」より

 そうなんです、どんな想いもその人ゆえ…。

 そして、常にたくさんお金を使ってしまう(^^;)。
  はたから見たら浪費しているとしか思えなくても
 ほんとうに使いたいことに使っているのだから
 本人は後悔していないのです。
 どんなことをしてでも、
 その人の舞台を見たいという強い思いは、
 ハマった人にしか分からないわ、と思いながら。。。

 この何度でも観る、
 というのもハマっていることの特徴だと思います。

  ♪風になりたい 風になりたい
  風になり あの壁を越え
  風になり あの人のもとへ
  ※「国境のない地図」より

 とにかく一度だけでは、なんとももの足りない。
 二度でももの足りない、イヤ三度でも
 …そしてもちろん東京公演まで行ってしまう。
 チケットがなくても新幹線にのってしまう。
 はたからみたら無謀としか思えなくても、
 何度でもその人の舞台を見たいという強い思いは、
 ハマった人にしか分からないわ、と思いながら。。。

 じゃあハマるのってなんだか麻薬中毒みたいね、
 と思うかもしれませんが、それはちがうんです。
 たしかに現象は似ているけれど、
 「薬」ではなく「魔法」にたとえたいもんです(^^)。

  ♪ラブ・マジック ラブ・マジック
  涙から希望 
  ラブ・マジック ラブ・マジック
  闇から光
  ※「レッド・ホット・ラブ」より

 魔法にかかったように一瞬のうちに幸福を得る。
 そして薬でどんどん衰弱していくのではなく
 最終的に得るのは希望と光でありたいですね(^^)。

  「今までわたしが見ていた世界は
  モノ・クロームの映画と同じ、
  味気のない世界だった…
  でも貴方に愛を教わった時点から
  色鮮やかな世界に変わった…。
  もっと喜びを教えて!」
  ※「SPEAK EASY」より

 ハマらないファンでいたときの世界が
 決して味気なかったとは思わないのですが、
 たしかにハマったのちの世界はいままでと違う、
 極彩色の喜びを満喫しているという気分なのです。

  「お嬢様、最初はそれでよくっても
  恋心というものは、
  すべてを手に入れるまでは
  満足できないもの…。
  よくお考えなさいまし、
  そんなところにはまりこむと
  マリーお嬢様、
  たいへんなことになりますよ!……

  皇太子さまなどという身分の方に
  心を奪われてはいけません。
  あの方たちはまるでちがう
  世界に住んでいらっしゃって、
  私たちとはまるでちがう
  お心をお持ちなんですから」
  ※「うたかたの恋」より

 うん、ばあやの言うことはたしかにもっとも。
 チケットほしい、グッズほしい、楽屋待ちして、
 お茶会いって、トークショー行って、
 ディナーショー行って初日も
 千秋楽も観られるだけ観ていたい、、、、、
 手の届かない人の面影求め、
 もっともっと、もっともっと…望みは果てもないです…。

  ♪夢の宴 終わるとき
  ※「ヘミングウェイ・レビュー」より

 それでもだいたい、いつかは終わりが来るのですよね(;;)。
 その人のことはずっと好きでも
 本人が宝塚を卒業してしまったり、
 急に熱が冷めてしまったり、べつなことを好きになったり。

 ハマった経験がおありの方(^^)、
 ハマってよかったと思いますか?
 わたしは実際のところ、よく分からないのです。
 ハマり終わってみないことには。

 とにかく今は、ハマっている人の状況が
 分かるようになったので、
 好きな人が出ていればどんな作品でも
 褒めちぎりモードになったり
 好きな人以外の舞台は
 ついランクを下に評価してしまうという、
 以前はあまり好ましく思わなかったことも、
 「心情的にどうしてもそうなっちゃうのよね」
 と思うし、また、
 「自分があまり好みでない人のことを
 公の場でハッキリ嫌いだと批判したり、
 自分の好きな人をいつもほめてもらおうと
 やたら働きかけるのはできるだけやめよう」
 とも思ったりもします。
 自分はそのひとの魅力に気づいていないだけだし、
 人だって自分の好きな人の魅力に気づかないのは、
 もう人それぞれなので。

 そして、もうハマりたくはないし、
 こんなにハマることはもうないはずと思いながら、
 一方で、意外にもこれほどハマったのだから
 これからもなにがおきても不思議じゃないな、
 という気もするのです。。。

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―――――以上の文章を
「づか屋敷」に載せてもらったとき
わたしはマリコさんファンとして
マリコさんを見送っていました…。
その次に、というか直後ぐらいに
またハマってしまうことになるとは
文字通り、人生なにが起きても不思議じゃないですね…(^^;)。

こうやってまた、
あの時と同じ状況になってみて
1つ付け加えられるのは、
わたしはなおちゃんにハマって楽しかった!
ということです。それが最終結論です。
だから、それに付随して
それまで、またはこれから
出てくるいろんな雑念も
払いのけられると思います。
いや払いのけられなくても
そんなに気に病まないでいると思います。
レッツ・ボジティヴ・シンキング!



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