小馬鹿なさっかの処刑人日記
GET TO HEAVEN.
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2002年11月30日(土)
おじいちゃん発進

私が履修する内で、
最もデンジャラスな講義が水曜4限・英文学演習�毅帖�
生存それ自体が事件っぽいおじいちゃん講師が、
毎回必ず30分遅刻しながら現れる。
文学部の規定によれば、
講師が30分間来ない場合、その講義は休講扱いとなる。
しかし彼は29分くらいのところで上手に登場する。確信犯?
そしてハゲシク言い訳する。


「いやぁ〜、まいったまいった、このプリントをね?
 みんなに渡したくてねぇ〜!?
 あのコピー機はおかしいんだなぁ、
 ん〜もう毎回大変なんだ、これが」


こないだの言い訳はもっと凄かった。


「研究院生のみんなに柿をむいてね〜。
 配ってあげようと思ってね?
 いやあ、10何人分も柿をむくっていうのは、
 なかなか大変な作業だったんだねこれが!!
 いやぁ〜、ごめんごめん」


と、言ったところで停止。
生徒全員、焦る。
ついに「その時」が来たか、と思わせる程長い間、
おじいちゃん沈黙。
……。
「……ん、そういうわけだ。出席出席…」


……その「間」、毎回、やばいほど怖いんですが……。





彼はこの後、30分間かけてゆっくりと出席をとった。
先生のしてくれる話はとても興味深くて面白い。
でも授業は事件だ。


興味深い英文学の講義の間に勃発する、
彼の「事件」は数え切れない。
ひとつ揚げるなら、こんな発言があった。


「このトマス・ハーディの本をね、
 これからゆっくり読んでいくわけだけど。
 もちろん、サーッと素早く、
 それこそ 脱兎のごとく 読み進めることもできるよ?
 でもゆっくりとやっていこうと思うんだ」


思わず友人を見ると、「確かに速そう」と言われた。


 

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 noted by さっか