ビー玉日記
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2006年05月28日(日)  ラストエンペラー

Web配信で「ラストエンペラー」のドラマを見ている。
中国で作っているから、時代考証とか礼儀作法なんかは割と正しいんだと思う。
見ていておもしろい。
偉い人の前に出ると、折り曲げた袖を伸ばして、だらんとした状態で床に手をついてお辞儀をするとか。

幼い溥儀が皇帝に指名されて宮中にやってくるところまでは、
大人の都合でかわいそうだなと思った。
だけど、その後は。
ワガママで甘ったれでうるさい。
そりゃあ2歳だか3歳だかの子どものこと。
おとなしく椅子に座ってろったって無理。
それに周囲の大人が皇帝だからって言いなりになるばかりで厳しくしつけない。
なのに、大人たちはお互いに「どういう育て方をしたんだ」なんて責任を押し付けあう。
せっかく側に仕える父親も情勢に右往左往するばかりで頼りない。
しかも即位式でむずかる息子に「すぐ終わるから」なんて縁起でもないことを言ってなだめる。
皇帝が子どもだから、重大な決断は全て前の皇帝の正妻がする。
彼女もそれが重荷で、溥儀に早く大きくなってほしいと願う。
一国の政治がこんな環境で行われているって、すごい話だよなあ。
客観的に見てると、話し合ってる内容って、いかに面子を保つかというのがポイント。くだらない。
まあでも、国会なんかも実はそんなもんなのかもなあ。

http://www.gyao.jp/sityou/catelist/pac_id/pac0000600/


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