| 2007年03月10日(土) |
女子日本×メキシコ、など |
女子ワールドカッププレーオフ、 日本×メキシコ、因縁の戦い。国立競技場。
もちろん日本目線で観ちゃうけど、 メキシコの女にとっては、連続して日本に ワールドカップ行きを阻止されてなるものか、 と思ってるんだろうな…。
前回の同じプレーオフで戦ったメキシコよりも、 身体が大きくてシステムがしっかりしている印象。 名前すら覚えてないけど、あの「いやな女」(笑) のような選手はいなかった。
どっちに転んでもおかしくない試合だったけど、 メキシコの攻勢を我慢して凌いだ日本が最後には 試合を制した。我慢が美徳とされている日本文化の 勝ちってとこかな…、
正直、実力の差はさほど感じられず。点差ほどの 力の差はないように思えた。その意味で、アウエー ゴールを与えずに勝てたのは非常に意義がある。 セカンドレグはどうにかこうにかして1点取れば、 2点差負けまでは大丈夫なんだからね。 攻めの姿勢は忘れずに、メキシコで頑張ってこい。
帰ってきてから横浜ダービーをテレビ観戦。
小さな競技場でのダービーは、どちらかのファンで ないと疎外感を感じるし、数少ないチケットを僕 なんかが取っては申し訳ないという気持ちがあった。 面白そうだし行こうと思えば行けたんだが、我慢した。
テレビで観て、それは間違いではなかったな、と思った。
横浜FCはまあ、序盤にキングがピッチに君臨して、 あとはどうにかして点を取って、あとは守りきるという 相手をカタにはめた試合が出来た。狙い通り。
そのカタにはまってしまう横浜FMが情けない。 なぜか?どうしようもなかった試合じゃなかったのに。 考えているうちに、あることを思い付いて選手名鑑を 手に取った。いない、ある働きをする選手がいない。
精神的には松田がいれば違ったかもね。 でもそんなことじゃなく、決定的に欠けているパーツ。
中盤の底でボールを配給する役割の選手がいない。
ガンバの遠藤、川崎の中村、浦和の鈴木。。。 決定的な得点機を演出するだけが仕事じゃない。 DFが止めたボールをいったん受け取り、前に運ぶ、 渡す、場所がなければ後ろに戻す。機に応じたボール の運びをする選手が横浜FMにいない。
だからじっくりと攻撃を構築することができず、 守りの固い横浜FCからゴールを奪えなかったのだ。
そんな選手を不要とする戦術もある。 中盤を省略して進めるサッカー。 でも横浜FMの前の選手に、それに適した選手はいない。 この試合でそのポジションに入っていた河合は守備専だし、 長谷川はまだまだトップのレベルじゃない。 選手名鑑を見てああ、上野いるじゃん、と思ったけど、 もう年間を通してトップレベルで働ける選手じゃないし。
攻撃陣は魅力的だよね。 山瀬は絶好調だし、乾は使いようによってはもっと面白く なるし、マルクスはどんなサッカーにも適応できるし。 坂田は相変わらず簡単なシュートを除けば天下一品だし。 もう一段下からボールを出せる選手。 それが相手に渡っちゃったから、もう、ね。
スクランブルアタックとアナウンサーが連呼していたけど、 シーズン始まる前から陣容に問題あり、じゃなかったかなぁ。 そこそこは勝てるんだろうけどね。 マルクスと乾とか、怪我しちゃったけどマルケスとか、 隆行とか、なんとかしちゃう系の選手はいっぱいいるからね。
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