蹴文修記

2006年03月11日(土) 京都パープルサンガ×川崎フロンターレ、など

本当はカシマまで序盤の大一番を観に行きたかったけど、
細々仕事があったのと、決して裕福ではない状態なので、
自宅にて怒涛のサッカーテレビ観戦。
切りのいいところで書いてるから、結果を反映して
いないとこもあるけれど、忘れないうちに次の試合を
観ながら書いてます。

(湘南ベルマーレ×東京ヴェルディ、前半と終盤のみ)

これがJ2なのだ。

初戦、徳島相手に個々の強さを発揮したヴェルディ。
開幕前に、「多分ヴェルディはJ2サッカーに苦しめ
られるだろうなぁ」「でも開幕は徳島でしょ?徳島じゃ
なぁ…」という会話をした覚えがある。

徳島はJ2の中では異質。つなごうという意識が強い
チームで、それはいいと思うんだけど、年間を通しては
それで戦えない。だからヴェルディは圧倒することが
できた。しかし今日の相手はJ2の猛者?湘南。
大事なところでは本当に嫌らしいサッカーをする。

ラモス監督は早く気付かないと大変なことになるよ?
謙虚に、J2のサッカー。相手をしっかり研究しないと。
勝ち点を奪いたい気持ちはわかる。でもロスタイムに
なって前線に人数をかけ過ぎ、更に失点を重ねるような
サッカーをしていては、長いシーズンは戦えないよ。

(ヴィッセル神戸×愛媛FC、前半のみ)

愛媛は面白いサッカーをするね。
徳島といい、広島もそうだけど、瀬戸内サッカーと
呼びたくなるようなボール回しだね〜。

でも同じ瀬戸内海に接しているけれど、神戸は全く異質。
ある意味、愛媛よりもJ2っぽいサッカーをするよね。
ヴェルディや柏と違ってあまりメンバーが変わっていない
から、昇格候補の一番手と思っていた。
でも開幕戦は草津相手に惨敗。何やっとるねん?

前半だけ観てわかったけど、その変わってなさがいかん
のかな? 刺激がない。必死さがない。元気がない…。
ホームでこれじゃ、サポーターもつらいだろうなぁ。
東京から来た近藤だけがいい動きをしていたけど、
ひとりじゃどうにもこうにも…。

さて後半は?

おお、近藤点取ってんじゃん(笑)

(アルビレックス新潟×FC東京、前半のみ)

いま加茂さんが面白いこと言った。
「新潟の監督が自分とこのサッカーはつなぐサッカーと
言ってるけど、チャンスはすべて速攻カウンターですね」
……さすが、試合を読む、語らせたら天下一品だね(笑)

いまのところ、新潟は前節と同じ感じだね。
その速攻でチャンスを作るけれど、最後が決まらない。
ホームなので中盤からプレスガンガン行ってるけど、
それが自分たちの攻撃をもバタバタさせてるんだろうな。

東京は我慢の時間が続いてるね。新潟の勢いが弱まる
までじっくり構えてればいいんじゃないかな。
それにしても、「土肥神」今年も健在ですな。

もうひとりの神、ジャーンはお休み中だけど、その分、
みんなでしっかりと守らなきゃ、と意識しているのが
いいのかな。最後の最後のところで新潟の勢いを凌いで
いるね。徳永はあんまりよくないなぁ…大学生のころの
方がよかったんじゃね?

さて後半は?

ああ、耐え切れなかったのね…。

(京都パープルサンガ×川崎フロンターレ)

いやいや、うまく行き過ぎが2週続くと怖くなるね。
去年のFC東京の例もあるし(苦笑)

今季の川崎フロンターレ、昨年と決定的に変わったのは
前線から中盤にかけての守備。最終ラインも少し高い。
千葉とか石崎サッカーのように、鬼のようなプレスを
かけるのではなく、正確な位置取りで相手の攻撃の自由度
を奪ってしまう。

相手の攻撃が限定的になるってことは、最終ラインも
しっかりと押し上げができて、中盤の守備もやりやすい。
そして先週にも書いたように、守備レベルが2段階くらい
上がった個人個人が1対1の勝負に勝ちやすくなる。

そして中盤で奪ったボールを素早く展開。左のマルコンと
右の森が深い所まで持ち込み、中央のトップと押し上げて
きたマルクスと中村がチャンスに絡む。
そう、しっかり守ってるから速攻が効くのだ。
相手の「嫌なボールの取られ方」をゲームで何度演出できる
かが大きなポイントなのだ。

別に攻撃力が格段に上がったわけでもない。ジュニーニョは
J2時代でもこれだけスペシャルだったし、我那覇が覚醒
したと言っても、自分ひとりで打開できる選手ではない。
中心選手がもう4年間も一緒にサッカーをしているので、
その熟成具合が高いことがもうひとつの理由だけど。

京都は、うまく川崎のサッカーにハマってしまったって感じ。
みんなJ2時代に勝っていたイメージを持っていたから、
臆することなく自分たちのサッカーを展開できたんだろう。

でもさすがに後半、2試合連続の大量得点で試合は緩み、
後の方でミスが出るようなになった。仕方ないけどね〜。
ここで新しい戦力を試すチャンスでもあったと思うけど、
関塚監督はレギュラーメンバーの更なる熟成を狙ったのかな。
怪我したと噂の米山がベンチにいれば、きっと彼が真ん中
に入って寺田がボランチのオプションを試せたんだろうが…。

次は甲府、実は小瀬では一昨年も勝っていない。
ほんとうはホームに帰ってきてもう一度、気を引き締めて
サッカーをしたいんだが…。
いずれにしても首位(笑)気分はいいもんだ〜。

(アビスパ福岡×大宮アルディージャ)

いや、びっくりした。福岡の変わりように。
聞けば今の監督が就任して、劇的に変わったそうだ。

一昨年、等々力で戦ってた頃の荒くれな、乱暴なサッカー
は影を潜め、速攻中心ながらもきれいな試合を見せてくれた。
まあ、だからJ1昇格したんだろうがね…。
このサッカーで、若手が成長したらもっといいサッカーを
見せてくれるんではないだろうか?
なんせ、金古、千代反田、中村北斗、アレックスが最終
ラインにいるんだからね…。伸び代は大きいよ。
前のほうはあれだけど…。怪我人多すぎ。

箕輪の使いっ走りに使われていたというアレックスが
川崎から移籍して、大きく成長していた姿もうれしかった。

対する大宮は、三浦監督がまだパズルを完成させていない
みたいだね。たくさん選手買ってもらって、さてどう
組み合わせよう。でも怪我人も出ちゃったしな…。
ここが誰であそこが誰で…。サカつく状態だね(笑)
うまく行けば好きな大物食いも可能なチームだな。

(チェルシー×スパーズ)

さすがに疲れて途中で落ちてしまった…。

スタンフォードブリッジの芝生が、すっかりきれいに
なっていたのにびっくり。こんなに短期間で張り替えて、
しっかりと根付かせるなんて…。
変なとこにイングランドサッカーの歴史を感じた(笑)



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