蹴文修記

2004年03月20日(土) ヴァンフォーレ甲府×川崎フロンターレ

初めて川崎のアウェーツアーを利用し、松本平まで行ってきた。
アルウィンに行くのは2回目だけど、初めて行った頃にはまだ
自分の意志でサッカー観にいく、って感じはなかった(笑)ので、
スタジアムも改めて訪れてみると新鮮で、楽しい小旅行になった。

集合場所に向かう途中、急に雨が降り出して焦る。雨の予報はあった
ので折り畳み傘とかポンチョは持ってきていたんだけど、カバンの底。
急いで食料買い込み、自転車と放り置きしてバスへ向かった。
バスは60人乗りくらいだったけど座席は狭めでちょっと窮屈。
これは難儀な旅かなぁと思ったけど、色々あって退屈しない旅に。

バスは渋滞のためルートを変え府中インターまで一般道を走った。
お彼岸で午後は雨の予報だったから午前中にお墓参りを済まそうとの
車が多かったのかな。府中まで1時間超かかり、先行き不安になる。
そして八王子から大月までの山越え中央道ではなんと雪。
小杉で振り出した雨は雨脚を強め、雨観戦は覚悟していたが雪とは。
車内で知らされた現地情報によると、スタジアム付近は曇りとのことで
一安心し、バスが進み山を越えたところで雪から雨に変わり、雨脚も
弱まってきたことで不安感は少なくなってきたけど、道中の寒さは
真冬並だった。

しかしそれは杞憂に終わった。スタジアムに予定通り着くと気温は
さほど低くなく、そりゃ寒いけど一昨日の国立と同じくらいだった。
到着時雨は止んでいたけど、席につくとたまにパラつく時間帯もあった
ので防寒も兼ねてポンチョは着たままにする。途中のサービスエリアで
急遽購入したカイロもスパッツも装着し万全の体制。ワールドカップ
以降色んな競技場で様々な天候の下で観戦して、変な意味で場慣れして
きたなぁ。観戦眼は相変わらずだけど。。。

そして肝心の試合、僕にとってのフロンターレ開幕試合。
相馬は2試合連続の欠場、おまけにアウグストも前日のケガでベンチから
外れる事態に関塚監督が選択した布陣は、左サイドに木村を入れるという
もの。果たして今年から抜擢された若者は期待に応えられるのだろうか。
そして開幕戦は木村が入った右サイドには長橋が据えられた。

今年の川崎では誰が試合に出れるのか、どの選手がどのポジションで
選ばれるのか、いい意味での競争が激しいという。
石崎監督が勤めた3年間である程度メンバーは固定され、ケガしたらその
補充という形で新しい選手は起用されてきた。3年間で去年のような
チームを作り上げた功績の裏で、主力選手と控え選手のモチベーションの
差が出来ちゃってたのかな。今年は新監督を迎え新たなスタートを切る。
去年まで出番がなかった選手にも十分にチャンスがある。逆に言えば
ある程度の年齢とキャリアに達した選手にとっては勝負の年でもある。

試合内容は前後半で全く違うものになった。前半、引いて守る甲府に対し、
完全にボールポゼッションでは上回り試合を支配していた川崎だが、
人数をかける守備陣を突破することは出来ず無得点のまま。しかし前線の
3人、ジュニーニョ、マルクスと我那覇の連携は面白い。完全にはまれば
J1でも十分通用するのではないかというコンビネーションを見せる。
実際にはまだまだだけどね。この3人にサイドの2人やボランチ山根とか
が絡んでくれば最高なのだが。。。まあまだ公式戦2試合目だからね。
去年は第2クールまでこの厚い守備を突破することは出来なかったんだ
よなぁ。

試合が動いたのは後半。甲府が少し陣形を変え、攻撃的に出てきてから。
攻め込まれる場面も多かったが、逆にスペースが出来てより効果的な攻撃
が出来るようになった。先制点が生まれたのはセットプレーから。
マルクスが蹴ったボールがファーサイドに流れ、ジュニーニョが落ち
着いて頭で決めた。やっと入ったよ〜、って感じ。

すると甲府もバロンを投入し積極的に攻めてくる。バロン番の寺田だ
渡辺に代えてピッチに送り出され、期待通りに仕事をさせなかった。
この交代は去年見られなかった思い切った策である。試合の終盤で最終
ラインを代えることは素人考えでも怖いと思うのだが、最初から考えて
いたという関塚監督は思い切った交代をする人だ。

我那覇の負傷交代もあり前線でボールがキープ出来ず、マルクスも
スピードダウンで試合が落ち着かなくなってきた。ジュニーニョは
こんな試合では気合入れて守備をしてくれないし。
しかし試合を決定付けるゴールがマルクスに代わった町田から生まれる。
長橋から来たセンタリングがフリーの町田の前まで流れてきて、その
ボールを落ち着いてゴールに押し込んだ。試合終了前の決定的な2点目。
まあこれが大事な大事な1点になるわけだが。。。

甲府の最後のセットプレー。これをしのげば試合終了ってところで、
ゴール前でごちゃごちゃして甲府に1点をプレゼントしてしまう。
最後の詰めが甘いねぇ。まあ1点差でも勝ちは勝ち、去年はこれでドロー
地獄に陥ってしまっていたことを考えれば今年はいいんだけど、開幕の
鳥栖戦でもきちんと抑えるべきところを抑えられていない。
これは今後修正しなきゃいかん課題だろう。相馬が戻ってくると解決
されるだろうと楽観する人もいるだろうけど、そんなことではないと
思うしね。

全体的に試合を観ても、ちょっと進行が荒っぽい気がする。個々の実力が
高いから何とか出来ている内はいいけど、何をやっても上手く行かない
時はきっと来る。その時にはやるべきことをやっているかどうかで、落差
の大きい低調期を避けられるかどうかが決まってくると思う。
きっちりやることはやる、我慢するところは我慢する、ってのを徹底
しないと落とし穴に入りそうな予感がする。
そういう意味で、相馬復帰熱望。復帰って言っても公式戦ではまだ姿を
見ていないんだが(苦笑)。

まあアウグストが急な欠場で、相馬もいない状態で、寒いアウェーで
勝ち点3を取れたことは良しとしなきゃいけないだろうけど。
結果的に首位ですが、締めるとことは締めましょう。まだ42試合もある。
これくらいで浮かれる選手はいないと思うけどね〜。浮いてるのは僕か。

しかし帰ってきて、川崎の方が寒かったのにはびっくり。
試合終盤には松本平は晴れてきて、暖かくなってきてたのに。
日本は不思議な気候の土地だこと。



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